拝復 時下いよいよご多祥のこととお喜び申しあげます。
このたびはご念願のマイホームをお建てになる由、おめでとうございます。
さて、お申し越しの金子の件、なんとしてもお役に立ちたいところでございますが、昨年よりの諸物価の高騰により、当店の資金繰りにも苦慮している状態でございます。せっかくのお申し越しに応じることができませず、誠に申しわけなく存じますが、なにとぞご了承くださるようお願い申しあげます。
末筆ながら、ご尊家皆様のご発展を心からお祈り申しあげます。
まずは取り急ぎ、お返事申しあげます。
敬具
当方の状況をはっきりさせる。「なんとしてもお役に立ちたい……」などの誠意をみせる。 |