解答・解説
「立っている」は現在のことを述べるのに用い、「立っていた」は過去のことを述べるのに用います。
「立ち上がる」という単語は、動詞「立つ」と動詞「上がる」の複合語です。それで、「立ち上がっている」ということばには。「立
っている」ということばと比較して、上の方向に対する動きのようなものが感じられます。また、「たたずんでいる」ということばは、何らかの理由で、しばらくの間立ったままの状態でいるときに用いられます。
以上のことを前提に、A~Dの( )の前後を見ていきます。
( A )では、「丈高い木」の存在に「ふと気がつく」わけですか
ら「立ち上がっている」ように感じられたのです。
( B )では、単に過去の事実が述べられているだけですから「立
っていた」が適当です。
( C )では、「とうとう発見することはできなかった」筆者の目
には、木が「たたずんでいる」ように映ったわけです。
( D )では、「いま」とあることから、現在の事実について述べ
られていることが分かります。「立っている」が適当です。