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中日双语阅读:安徒生童话《丑小鸭》

作者:佚名  来源:kekejp.com   更新:2020-3-29 20:40:36  点击:  切换到繁體中文

 

 


醜いあひるの子


(アンデルセン童話)


あひるの巣(す)の中で、卵(たまご)が割(わ)れて、雛(ひな)が次々(つぎつぎ)と生(う)まれてきます。「があ、があ、があ、があ。」


お母さんあひるは大喜(おおよろこ)びです。


でも、雛の中に、体も頭も大きい、醜いあひるの子が一羽(いちわ)いました。


「変(へん)な子だねえ。」


「一緒(いっしょ)に遊びたくない。」


兄弟(きょうだい)たちは、醜いあひるの子をいじめます。


兄弟なんだから、みんな、仲良(なかよ)く遊ぶんですよ。


お母さんあひるはそういうのですが、醜いあひるの子と遊ぶ兄弟はいません。


醜いあひるの子はいつも一人で遊んでいました。


ある晴(は)れた日。


お母さんあひるは、みんなを連(つ)れて、野原(のはら)に行きました。


醜いあひるの子はいつものように一人で遊んでいましたが、いつか皆(みんな)とはぐれてしまいました。


「お家(うち)に帰れないよう。」


醜いあひるの子は、泣きながら歩いていきました。


だーん


突然、鉄砲(てっぽう)の音がひびいて、鴨(かも)が一羽空から落ちてきました。


猟師(りょうし)が鉄砲を撃(う)ったのです。


「怖(こわ)い!」


醜いあひるの子は、物陰(ものかげ)に隠(かく)れてふるえていました。


そこに、おばあさんが通(とお)りかかりました。「かわいそうに、怖(こわ)がっているね。でも、変わった雛(ひよこ)だこと。」


おばあさんはそういうと、醜いあひるの子を抱(だ)き上(あ)げて、家に連れて帰りました。


おばあさんの家には、鶏と猫がいました。


「お前(まえ)、卵が産(う)めるかい」と鶏が聞きました。


「僕は卵は産めません。」


醜いあひるの子が答えると、猫も聞きました。


「喉をごろごろ鳴(な)らせるか?」


「それは無理(むり)です。僕は水の上を泳(およ)いだり、潜(もぐ)ったりすることが、大好(だいす)きなんです。」


醜いあひるの子が答えると、二人はつまらなそうに、向こうへ行ってしまいました。


醜いあひるの子はまた一人で寂(さび)しく遊んでいました。


ふと空を見上(みあ)げると、真(ま)っ白(しろ)い白鳥(はくちょう)たちが美しい姿(すがた)で飛んでいきました。


「ああ、僕もあんなにきれいだったら、誰にもいじめられないのに。」


醜いあひるの子の目から涙(なみだ)がこぼれました。


醜いあひるの子はおばあさんの家を出て、川で暮(く)らすことにしました。


冬になると、冷たい雪が降ります。川も凍(こお)ります。


それでも、醜いあひるの子はじっと我慢(がまん)をして、一人で暮らしていました。


やがて、春が来ました。醜いあひるの子は、ふと水に映(うつ)る自分の姿を見て


「あっ。」と声を上(あ)げました。


醜いあひるの子は、春になって、美しい白鳥に変わっていたのです。


白鳥たちが近くにやってきました。「なんて美しい羽(はね)なんだ。」


白鳥たちは皆(みんな)、醜いあひるの子を褒(ほ)めました。


いえ、醜いあひるの子は本当(ほんとう)は白鳥だったのです。


白鳥になった醜いあひるの子は、白鳥の仲間(なかま)たちといつまでも楽(たの)しく暮らしました。




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