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天声人语中日对照:节能降温 共迎初暑

作者:佚名  来源:kekejp.com   更新:2020-3-29 19:03:41  点击:  切换到繁體中文

 

夏炉冬扇(かろとうせん)」といえば役に立たないものの例えだ。試験でこれを「我慢くらべ」と書いた女生徒がいたと、旧知の先生に聞いた。夏に火にあたり、冬にあおぐと類推したのか。珍答ながら、なかなかの想像力に感心したものだ


说到“夏炉冬扇”就是指那些派不上用场的东西。从故知的老师那里听说有女学生在考试时把这个解释为“忍耐比试”。似乎是根据夏天烤火,冬天扇风推理出来的答案。虽说答案有失偏颇,但还是佩服女学生丰富的想象力。


▼季節はめぐるから、「冬扇」にも再び我が世の春はくる。東京は昨日、気温の割に蒸し暑かった。棚に突っ込んであった団扇(うちわ)に無沙汰をわび、風をもらって仕事をした。これからは大事な戦友だ。女生徒の迷答ではないけれど、「我慢」の夏が今年は待っている


四季交替,“冬扇”也再次出现在人间的春天。昨天的东京出乎意料的闷热。搁置在架子上的扇子也因闲置过久而略显冷清,拿着扇子继续工作。扇子将成为今后重要的战友。虽然是女学生的错误回答,但是我们等待的夏天,“忍耐”确实是今后的主旋律。


▼政府は東京、東北電力管内の節電目標を、企業も家庭も一律15%にすると決めた。旗振り役の環境省はスーパークールビズと称し、Tシャツ、アロハシャツの着用を認めるそうだ。そう。お堅く我慢くらべする必要はさらさらない


政府以东京和东北电力管辖范围为节电目标,决定让企业和家庭一律节电15%。据说作为本次节电行动的带头人环境省被称为超级便装单位,T恤、衬衫等应季服装得到了认可。就是这样,其实也没有要强制推行忍耐比试的必要。


▼思えばかつては、家を開け放つのが夏だった。外の音がいろいろ聞こえた。いまは閉め切って室内を冷やし、代わりに戸外へ熱風を噴き出す。どこか現代人の心の姿に、通じるものはないだろうか


回想到过去家里的房间是通透敞亮的夏天。外界的各种声音尽入耳帘。如今是四处紧闭门窗以获得室内制冷,取而代之的是户外的热风习习。难道就没有什么东西可以通往现代人心中的某处吗?


▼その熱風で、都会の夏は夜もほてり、人はいよいよ閉じこもって牙城(がじょう)を冷やす。団扇でも扇風機でも、風の開放感が懐かしい。〈ふるさとの板の間にをり扇風機〉岩城久治


因为这热风城市的夏天即使到了晚上依旧火烧火燎。人们心烦意乱将自己禁锢在自己的根据地进行降温。无论是扇子还是电风扇,风吹来的开放感让人怀念。岩城久治的俳句写道“故乡夏天热漫漫,塌塌米上铺木版。冷暖自知心明了,旁边还需电风扇”。


▼人工の冷気ばかりが「涼」ではない。すててこ、打ち水、青すだれ――レトロなものたちが甦(よみがえ)る夏になろうか。昨今ほとんど見ない陶枕(とうちん)や抱き籠(かご)はどうだろう。汗だくの我慢は長続きすまい。現代と伝統の知恵を取り合わせて涼しい風を吹かそう。


不仅仅只有人工制造的冷气才有“凉快”这一说。穿上短衬裤、在院子里洒水、挂上青色竹帘——这会让一个充满复古情节的夏天复苏吧。最近几乎消失不见的瓷枕和抱笼怎么样呢?大汗淋漓自我忍耐的日子不会太漫长。结合现代和传统的智慧让凉爽的风吹拂吧。


中日对照



 

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