「私が握ったのは血の通った人の手だった……もう片方の手で優しくさすってくれた」――。「手」を語って印象深かった投書を、かまくら春秋社から頂戴(ちょうだい)した季刊誌『詩とファンタジー』の特集を読んで思い浮かべた。あの、「手のひらを太陽に」の歌が誕生して今年で50年になるという。
“我握住的是位生机勃勃的人的手……另外一只手温柔地抚慰着我”——。我在读着从镰仓春秋社收到的季刊《诗和幻想》特集时,想起了这篇令我印象深刻的讲述“手”的来稿。那首《阳光透过我手心》的歌曲诞生至今已有50年了。
漫画家やなせたかしさんの詞に、いずみたくさんの曲。ひらがなコンビがつくり、宮城まり子さんが歌った。軽快な前奏に続く〈ぼくらはみんな生きている……〉は大勢の耳に宿っていよう。筆者など、小学校の校内放送を懐かしく思い出す。
漫画家柳濑嵩先生作词,今泉隆雄先生作曲。这名字同是平假名的组合创作了这首歌曲,并由宫城女生演唱。轻快的节奏之后响起歌词“我们都活着……”,想必大家都耳熟能详把。笔者我也满怀留恋的想起小学时的校内播放。
実は自分が一番元気のなかった時に作った歌だと、やなせさんが回想している。長編コミックに押されて仕事が急減していた。深夜の仕事場でふと懐中電灯で手を照らすと、血の色が透けて見えた。そのとき歌詞が浮かんできたと。