まず母を奪われた。父朴正熙(パクチョンヒ)大統領を狙った銃弾だった。留学先のフランスから戻り、ファーストレディー役を担ったのが22歳。5年後、父も側近に射殺される。韓国初の女性大統領となる朴槿恵(パククネ)さん(60)は、悲憤で心を研ぐように強くなった。
先是失去了被瞄准父亲朴正熙总统的子弹夺去了生命的母亲。从法国留学归来,担任第一女士时她年仅22岁。5年后,父亲遭到亲信的枪杀。韩国首位女总统朴槿惠(60岁)在这些悲愤下磨砺了心志,变得更加坚强。
▼野党党首だった6年前、選挙応援中に右ほおを11センチ切り裂かれた。5ミリ深ければ動脈に達し、即死していたとされる。両親をテロで失い、自らも傷痕を背負う指導者は、荒れ放題の途上国でさえまれだ。
6年前她作为在野党的党首,在一次助威竞选的活动中右脸被划了一条11厘米长的伤口。要是伤口再深5毫米就可能会伤到动脉而导致死亡。在恐怖事件中失去双亲,自己也背负着伤痕,这样的领导人,即使在风云变幻的发展中国家也是很少见的。
▼「まだ私にやることが残っているから(天は)命を残したのだろうと考えると、失うものも欲しいものもないという気持ちがおのずとわいてきた」。自伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』(横川まみ訳、晩聲(ばんせい)社)にある。
在她的自传《在绝望中成长,在希望中前进》(横川真美译,晚声出版社出版)中有这样一句话。“一想到是因为我还有未完成的工作,老天才留我一条命,自然而然就会觉得自己既没有可失去的,也没有想要的东西。”
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