新世纪日本语教程第29課 失敗は成功の元
今日の午後、友人の好子が電話をかけてきた。今朝の飛行機でハワイへ旅行に行くはずだったが、事故で列車が遅れて、出発にまにあわなかったそうだ。ところが、その飛行機がエンジントラブルで引き返してきたという。おかげで今夜、一緒に行けろとのこと。運不運というのはなかなかわからないものだ。
父だって先月、自転車を盗まれ、「犯人を見つけたら決して許さん」と起こっていたけど、それ以来、駅まで二十分の距離を歩いて通うようになったら、体重が6キロも減って、出ていたおなかが目立たなくなった。
おとといの日本とフランスのサッカーの試合はその反対だ。日本が最初に2点とって、勝ったと思ったら、選手も安心しすぎたのか、結局、2対3で負けてしまった。逆転したフランスもすごいが、負けるにしてももう少しいい負け方をしてほしかった。
私はおととし、大学に入学したばかりのころ、中国語のテストの成績がとても悪かった。それで、その年の夏休みに奮起したから中国語が得意になって、この間のスピーチコンテストで優勝できた。もし、最初から成績がよかったら、1位になれたとは限らない。「失敗は成功の元」とは、なるほどよく言ったものだ。
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