人物:父母 息子(弟、小学生) 娘(姉、中。高生)
場面:夕食時
母:みんな——、ご飯よ——。早くいらっしゃっーい。
息子:やったっー!今日はごちそう——だ!お父さん早く。見て見て。
父:お、うまそうだな。なんかあったのか?
娘:ええ?今日、1月17日でしょう?なにもないはずよ。いったい、なんのごちそう?
母:ふふっ。一ってもね、いいことがあったの。だからついつい、乗っちゃって、作りすぎっちゃった。
父:そういえば朝、茶柱が立ったとか言って大騒ぎしたな。それか?
母:あっ、そうね。それもあるかもね。それできっと、いいことがあったんだわ。
娘:ばかばかしい。たかが茶柱ぐらいで。ま、ごちそうは大歓迎だけど。
息子;ほん。毎日こういうのが食べられたら幸せだよな。これからどんどん茶柱を立てよう。
母:違うわよ。それだけじゃないのよ。なんとねえ、御年玉つきの年賀葉書が、7枚も当たったのよ、7枚も!こんなの始めてだから、お母さん感激しちゃって。
娘;どうせまた全部、切手シートでしょう/
母:そうよ。だけど7枚も当たっちゃうなんて、すごいじゃない。せっかくお母さんが大喜びしているのに。ふふ、でもいいわ。今日はなにを言われても平気よ。
息子:そうだよ。姉ちゃん。こけでもし一等賞当たったら、毎日ごちそうのあらしだぜ。そうだ、お母さん。商店街の福引も当ててみてよ。ぼくも応援するからさ。
母:よーし!お母さん頑張るぞー!