日:こんにちは。
中:こんにちは。
日:今日は紋織物(もんおりもの)の購入について商談を行ないたく存じますが,よろしくお願いいたします。
中:はい。今日はカタログと見本を用意しておりますので,どうぞ,ご覧になってください。
日:どうも。見せていただきます。
中:現物サンプルも容易しておりますので,お見せしましょうか。
日:はい,お願いします。……うん,品はいいですね。一応,これに決めましょう。
中:どのぐらいご注文なさるつもりですか。
日:これはわたくしどもの注文書です。但し,御社とは初めての取引ですので,念のため,確認見本を送っていただきたいのですが,如何でしょうか。
中:うちは信用のある貿易会社でございます。でも,お気持ちもよく分かりますので,ご希望どおりに確認見本を一ヵ月内にお送りいたします。
日:どうもありがとうございます。それから,また一つ勝手なお願いがございますが。
中:どうぞ,ご遠慮なくおっしゃってください。
日:実は,ユーザーの反応も聞きたいと思いますので,販売見本として五ダース先に送っていただけませんでしょうか。
中:ご希望に応じて,そういたしましょう。
日:ご協力ありがとうございます。
中:どういたしまして。
日:では,オッファーを出してください。
中:はい。紋織物は800ダース,単価××ドル,C.I.F大阪です。如何でしょうか。
日:この価格では高すぎるようですね。何とかサービスしてくださいませんでしょうか。
中:困りますね。価格はファーム.オファーとして出しましたので,値引きしかねます。それに,ご注文の数量も少ないですし……
日:そうですか。それでは,いっそうのこと,さらに200ダース増やし,あわせて1000ダース注文いたしましょう。
中:価格が数量によるものですから,1000ダースご注文の場合,3%サービスいたしましょう。
日:どうもありがとうございます。ところで,支払い条件は?
中:支払いはL/Cをお願いします。できるだけ早目に開設してください。
日:分かりました。帰国次第,L/Cの開設をいたします。
中:契約書のサインは明日の午前にしていただきたいのですが,ご都合はいかがですか。
日:結構です。それでは,契約書の作成をお願いいたします。
中:任せてください。では,明日の午前十一時に調印式においでになってくださいますよう,お願いいたします。