人物:課長 島田(係長) 佐賀
場面:課長の前で二人が頭を下げて
島田:課長、申し訳ありません。佐賀のやつ、とんでもないミスをしでかして。納期一週間間違えたんですよ、こいつ。
課長:まずいな。しかしまいったな。で、納期はいつなの?
島田:あさってなんですよ。今から急ぐように工場に言ってもはねつけられるに決まってるし。ああ、わたしがもう少し注意していればこんなことにならずに済んだんです。本当に申し訳ありません。私の責任です。
課長:いまさらそんなこと言ってもはじまらないだろ。すぐ手を打たなきゃな。佐賀君、係の後ろなんかに隠れてないで前に出なさい。起こってしまったことは仕方がないとして、今から至急工場へ行ってもらう。島田君、今すぐ佐賀君をつれて工場へ行ってくれ。製造を手伝うんだ。君達が死に物狂いで働けば、工場だって黙って見ているわけにはいかなくなる。間に合うようにやってくれるよ。わたしのほうからも電話入れとくから。
島田:課長、私の監督不行き届きでご迷惑をおかけします。今後絶対にこのような ミスがないよう気をつけますから。
課長:こんなこと何度も起こされたらかなわんよ。佐賀君、ま、入社したての頃は いろいろ失敗もするが、要はそれをどう切り抜けるかだ、工場では必死にやれよ。 誠意が伝わるようにな。
佐賀:分かりました。必ず期限までに納入してみせます。じゃ、行ってきます。
課長:頑張れよ。