ある日の事、ホジャおじさんのところへ知らない人が、ウサギを一羽持って来てくれました。
有一天,阿凡提大叔家有个陌生人拿了只兔子来。
「やあやあ、これはありがたい」ホジャおじさんはお礼にウサギのスープを作って、その人にもてなしました。
“哎呀哎呀,这可真是太感谢了”阿凡提大叔作为回报就做了兔子汤给那人喝。
次の日、やはり知らない男がやって来て言いました。「昨日、あんたにウサギを持って来てやった者の身内だ」
第二天,又有一个陌生人来,说道:“昨天,把兔子拿给你的人是我的兄弟。”
「・・・?では、ウサギのスープをどうぞ」ホジャおじさんはおかしいなと思いましたが、ニコニコしながらウサギのスープをごちそうしました。
“・・・?那就请喝兔子汤。”虽然阿凡提大叔觉得很奇怪,但是还是笑着给他喝兔子汤。
そして次の日、また知らない男が三人もやって来ました。
又一天,又来了三个不认识的男子。
「どなたじゃな?」
“你们是?”
「わしらはウサギを持ってきた者の、隣近所の者で」
“我们是拿兔子给你的那个人的邻居。”
「・・・・・・」ホジャおじさんは無言のまま、この男たちにもウサギのスープをごちそうしました。
“・・・・・・”阿凡提大叔无语了,但还是招待他们喝了兔子汤。
そのまた次の日も、またまた知らない五人の男たちがやって来ました。
又过一天后,又来了五个不认识的男人。
「お前さんらは、どなたじゃな?」
“你们又是谁啊?”
「わしらはウサギを持って来た者の、隣近所の、そのまた隣近所の者で」
“我们是拿兔子给你的人的隔壁的隔壁的人”
「・・・・・・」まったく、これではきりがありません。
“・・・・・・”真是的,这样下去就没完没了。
ホジャおじさんは男たちを追い返そうと思いましたが、少し考えると笑顔で言いました。「そうですか。それはよう、おいでなさった。ささ、どうぞこちらへ」
阿凡提大叔本来想把那群男人赶走,可是转念一想后就笑着说道:“这样啊。那就进来吧。请往这边请。”
そしてホジャおじさんは、お客の前に水を入れたどんぶりを一つ置きました。「どうぞ、召し上がれ」
然后阿凡提大叔就在客人面前放了个装水的大碗。“请,请喝”
「こりゃ、何じゃい?」五人の男たちが聞くと、ホジャおじさんが言いました。「これは、もらったウサギのスープの、そのスープで作ったスープの、そのまたスープで作ったスープじゃ!」
“这是什么?”五个男人问道。阿凡提大叔就说道:“这是收到的兔子做的汤,再用那汤做的汤,然后又用那汤做成的汤。”
それからは、二度とウサギを持って来た者の知り合いは来なかったそうです。
听说后来就再也没有送兔子人的朋友来过了。