電卓をたたいて、意外に小さいと思った。滋賀県の面積に対する琵琶湖の割合である。県地図に開く青い大穴は3割を占める趣なのに、実は17%弱。淀川流域1500万人の水を賄う存在感が大きく見せるのだろう
敲击计算器一查才发现,相对滋贺县面积而言,琵琶湖所占的比例出人意料的小。看上去犹如在县地图中间挖了一个约占3成的大洞,可有趣的是,实际上只有17%不到。这恐怕是因为储备着淀川流域1500万人生活用水的责任,才使它的存在感显得尤为重大了吧。
水がめの番人、滋賀県知事の嘉田由紀子(かだゆきこ)さん(62)が、卒原発を掲げて「日本未来の党」をつくる。京大在学中から琵琶湖を愛する環境社会学者でもある。若狭湾の原発群で大事故があれば、水源が汚染されるとの危機感が原点にあるらしい
这个大水缸的看护人,滋贺县知事嘉田由纪子女士(62岁),高举“渐离核电”的旗号决定组建“日本未来党”。她是一位从就读于京都大学时代开始就深爱着琵琶湖的环境社会学家。如果若峡湾核电站群发生重大事故的话,从原点上就存在着水源被污染的危机感。
脱原発を訴える各陣営で、発信力が高そうなのは日本維新の会の橋下徹氏だった。ところが、石原慎太郎氏を代表に迎えるにあたり、橋下氏の歯切れは悪くなる。「仲間を失った」という思いが、嘉田さんの背中を押したようだ
在诉求脱离核电的各大阵营中,显示出较高信息能量的是日本维新会的桥下彻先生。可自从迎来了石原慎太郎先生做代表之后,桥下先生的口齿就不那么清晰淋漓了。“失去伙伴”的感觉似乎从背后推了嘉田女士一把。
新党の動きに早速、小沢一郎、亀井静香、河村たかしの各氏ら、ひと癖ある政治家が呼応し始めた。誰の仕掛けか、生臭くもある。衆院選公示まで1週間、どこも「政策より議席」の実戦モードに入った
新党的行动立刻得到了诸如小泽一郎、龟井静香、河村塔卡西等各位与众不同的政治家的响应。也不知道是谁设置安排的,甚至透着那么点腥臭。在距离众院大选公布仅1周的的时间,各党各派无一不已经进入了“议席重于政策”的实战模式。
雨後の竹の子の第三極はこれで、「強い日本」を志す維新の会と、嘉田さんを顔に、脱原発で手を握るグループに大別される。彼女が言う通り、福島の事故を受けた初の国政選挙で、原子力の未来がとことん論議されないのはおかしい
雨后春笋般的第三极,因为此举又大致划分为以嘉田女士为颜面,在脱离核电问题上联手的集团和志在建设“强大日本”的维新会。正如她所说的那样,这次是在福岛事故发生后的第一次国政选举,如果不能就核能利用的未来进行彻底讨论的话,那是极为奇怪和可笑的。
かなりの国民が原発からの卒業を望んでいる。しかし、このまま票が分散しては、思いが政治に伝わらない。関西発が続くが、永田町の力学を離れて選択肢が増えるのはいい。琵琶湖が結ぶ絆も、その一つである。
有相当一部分国民盼望着能够渐离核电。可是,倘若选票如此分散的话,想法就传递不到政治上。即便关西电力公司继续运营,可脱离永田町力学控制并使选择有所增加,这也并不是坏事。琵琶湖连接起来的纽带便是其中之一。