「この味って微妙だよね」。こんな日本語をよく耳にします。微妙の意味が変わってしまいましたね。
这味道,很微妙(不好说)呢。常听到这样的日语。「微妙」一词的意思变了呢。
最近の「微妙」の使われ方を考えると、「何かは明確ではないが、全体として良いとは言えない」の意味で使われているように思います。
考虑最近「微妙」的用法,都是被用来表达“虽然不确定具体怎样,但整体来讲说不上好”的意思。
ちなみにgooの辞書ではこう書かれています。
(1)なんともいえない味わいや美しさがあって、おもむき深い こと(さま)。
「―な色彩のバランス」
(2)はっきりととらえられないほど細かく、複雑で難しい こと(さま)。
「両国の関係は―な段階にある」「―な意味あいの言葉」
顺便说下,goo辞典上是这么写的。
(1)无法用语言形容的味道和美,很有情趣(的样子)。
「―な色彩のバランス」(微妙的色彩平衡)
(2)非常细微,或非常复杂、困难以至无法明确掌握(的样子)。
「両国の関係は―な段階にある」(两国关系处在微妙的阶段)
「―な意味あいの言葉」(意思微妙的话语)
ネガティブな意味で使われるようになってからは、(1)の意味ではあまり使われなくなりましたね。あえて言うなら「絶妙」に言い換えるのではないでしょうか。
被用于表达消极的意思之后(1)就不怎么被用了呢。勉强点说可能因为能用「絶妙」(绝妙)这个词替换吧。
(2)の意味が現在の意味に近いのですが、「複雑で難しいこと」というのはなくなってしまったように思います。物事が複雑かどうかよりも、はっきり言うかどうかという話し手の意見のように思います。
意思(2)和现在的意思接近,但好像“非常复杂、困难”这层意思已经没有了。比起表达事物是否复杂,多用来表达说话者说得明不明确。
この「微妙」がメディアで大々的に使われるようになった象徴的な例がボクシングの亀田対ランダエタの試合です。明らかに「疑問」の意味で「微妙」を使っていました。
媒体频繁使用「微妙」一词的代表性例子就是龟田对Juan Jose Landaeta的拳击比赛。很明显,是在用「微妙」来表达「疑問」(疑问)的意思。
意見や見解の相違は、常に存在するものなので何とも思いませんが、単語の意味を変化させるのは、ミスコミュニケーションを生む原因にもなりえるので、個人的には否定的です。現在の「微妙」の使われ方は、正に「微妙」です。
因意见和见解的不同,常会存在这种情况,但单词意思的变化是会让交流产生误会的原因,个人持否定态度。现在「微妙」的用法还真是「微妙」(说不清楚)。