基礎編 人をほめたいとき、どう言いますか?
自宅の台所で。しゅうとめとアンナが夕食の準備をしているとき
に宅配便が届く。
しゅうとめ:あら、新茶。すいぶん早いわねえ。
アンナ:えっ、もう新茶?
しゅうとめ:まだ花冷えなのにねえ。
アンナ:じゃ、早速入れてみましょうか。
(アンナ、ポットかり直接急須にお湯を注ごうとする)
しゅうとめ:あ、だめだめ。お湯冷まさないと。
(しゅうとめ、お湯を冷ましてからお茶を入れる)
しゅうとめ:はい。
アンナ:おいしい!さすがお母さんですね。
重要表現:
(1)さすが
(2)お母さんですね。
前からすばらしいと思って尊敬していた人に、「思っていたとおりすばらし い」と感じたときの表現です。
(1)「期待していたとおりである」と感じたときに言う表現です。
(2)「...ですね」の「...」のところに人の名前や呼称を入れて、その人が思っ たとおりすばらしいことを表現します。
「さすが」という言葉は、場面、状況、言い方によっては失礼な表現に聞こえることもありますから、注意が必要です。
ボイント---- 基礎編の表現より、もっと具体的に相手をほめる表現を覚=えましょう。
応用編 =パート先で。
友人:こんにちは!
アンナ:いらっしゃいませ。
友人:コーヒーもらおうかな?
アンナ:はーい、ただいま。さすが美容師さんですね。
いつもきれいにしてますね。
友人:ううん、そんなことない。いつもいいかげん。
アンナ:え、でもきれいですよ。ほんとに。
友人:え、そお?あのね、今日はこれから美容師の集まりがあるの。
アンナ:ああ、それで!
重要表現:
(1)さすが美容師さんですね。
(2)いつもきれいしてますね。
(1)の表現に(2)でほめたい内容を付け加えることで具体的に相手をほ=めます。
(2)「きれいにしてます」は「きれいにしています」の口語の表現です。
髪型や化粧、服装などがいつも美しい状態であることや、部屋や庭な=どが清潔で片付いている状態のことをほめるときに使います。
コラム 「お茶の入れ方」
日本茶のおいしい入れ方を紹介します。日本茶にはいろいろな種類がありますが、煎茶(せんちゃ)、焙じ茶(ほうじちゃ)玄米茶(げんまいちゃ)の3種類について紹介しましょう。<煎茶(上)>
1、湯ざましを使うが、人数分の茶碗にお湯を半分まで入れて、70℃までさまします。
2、お茶の葉を5人で大さじ4~5杯分、急須にいれます。
3、冷ましたお湯を急須に入れ、急須のふたをして1分待ちます。
4、茶碗に均等にまわしつぎをします。2回目のために、急須を振って最後の一滴まで絞りきります。
5、2回目は1回目より熱めのお湯を入れ、10秒ぐらいで注ぎます。
春の新茶も上記と同じように入れます。他のお茶はしたの表を見て、お湯の温度や量、葉の量、待つ時間などを参考にしてください。すべて5人分の量です。
お湯の量 湯の温度 葉の量 待つ時間
煎茶(並)7分目 90℃ 大さじ3~4杯分 20~30秒
焙じ茶 8分目 熱湯 大さじ4~5杯分 15~20秒
玄米茶 8分目 熱湯 大さじ4~5杯分 15~20秒