1991年にフジテレビの“月9”枠で放送され大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」が舞台化される。主演はドラマと同じ武田鉄矢(62)と浅野温子(50)。設定は時代劇に変更になるが、武田が「僕は死にましぇ~ん!」と絶叫する名場面は何らかの形で再現する方向。来年3月、福岡の博多座で上 演。製作陣はその後、東京などでの公演にも意欲を見せている。
ドラマは、建設管理会社の万年係長と、結婚式直前に婚約者が事故死したオーケストラのチェリストの純愛物語。舞台化にあたっては、観客に目新しさを感じてもらうために、九州のある藩の話とした。武田は藩の下級武士。浅野は、その武田がいちずに恋心を寄せる武家の女性。
脚本は現在、執筆中で、詳細は未定。ただドラマで、武田がダンプカーの前に飛び出し「僕は死にましぇ~ん!」と叫ぶ名場面は、「江戸時代風の表現」で再現される予定。恋人を失ったチェリストに自分は不死身であることをアピールするための、ドラマ史上に名を残すシーンだけに、どのような形で よみがえるか注目が集まる。