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一室の空間
日本の住宅は一室が限りなく大きくなっていきます。西洋や中国の家が、蜂の巣のように、同じような大きさの部屋をつぎつぎに作り出していったのにたいして、日本の住まいは、まるで風船をふくらますように、一室のままで家そのものを限りなく膨張させていったのです。そういう姿をとった建築様式は、鎌倉時代にあらわれた田の字型の平面をもつ「武家づくり」が最初ではなかったかと言われ、それを建築様式的に完成させていく室町時代の「書院づくり」になると、はっきりその形が成立します。
西洋人は、日本の家が木と紙でできている、と聞くと、どんなにチャチなものかと想像しますが、しかしその紙によって、何十畳敷、百畳敷という大広間を、つぎつきとつないでいく書院建築のような巨大な「一室空間」に接すると、驚きの声をあげるでしょう。桂離宮などは、その日本の「一室空間」文化の最高傑作の一つです。①モンスーン地帯に属する雨の国でありながら、紙一枚をもって「壁」にかえる、という曲芸的な発想を生みだしたところに、日本建築のおもしろさがある、といってよいでしょう。
注釈:
限りない(かぎりない)「形」无限的,无边的
蜂の巣(はちのす)「名」蜂窝,蜂巢
風船(ふうせん)「名」气球
膨張(ぼうちょう)「名・自サ」膨胀,扩大
武家づくり(ぶけづくり)「名」(镰仓时代以后的)武士住宅样式
書院づくり(しょいんづくり)「名」(室町时代以后的)书院式建筑样式
チャチ「形動」简陋
桂離宮(かつらりきゅう)「名」桂离宫(位于京都的御园,日本有名的古建筑)
傑作(けっさく)「名」杰作
モンスーン「名」季风
曲芸(きょくげい)「名」杂技
問題:
風船のように膨張していく建築様式ではないものは、どれですか。
1、日本の住宅
2、中国の家
3、武家づくり
4、書院づくり
木と紙でできている日本の家の特徴はどれですか。
1、チャチな感じがすること
2、巨大な「一室空間」になること
3、蜂の巣のような家であること
4、同じような部屋をつぎつぎに作り出していること
①「モンスーン地帯に属する雨の国でありながら、紙一枚をもって「壁」にかえる」とありますが、ここではどういう意味ですか。
1、モンスーン地帯に属する雨の国であるから、紙一枚を使って「壁」にかえるということ
2、モンスーン地帯に属する雨の国であれば、紙一枚を使って「壁」にかえられるということ
3、モンスーン地帯に属する雨の国であるが、紙一枚を使って「壁」にかえるということ
4、モンスーン地帯に属する雨の国であっても、紙一枚を使って「壁」にかえられるということ
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