転職サービス「DUDA」が2010年に発表した「ビジネスパーソン5,000人の貯蓄額調査」によれば、前年と比較して貯蓄額が「増えた」が34%、「変わらない」が40%を占めており、貯蓄額が減ったという人は26%にとどまったそうです。
据跳槽服务网「DUDA」2010年发表的“职场人士5000人储蓄额调查”,和去年比较,34%的人储蓄额“增加了”,40%的人“没发生变化”,还有26%的人储蓄额减少。
不況による年収額の低下が指摘されるなかで、ビジネスマンたちの貯蓄に対する意識は高まっているといえます。しかし、そうは言っても少ないお給料を日々の生活費や交際費などに使ってしまうと、貯蓄にまわすお金もなくなるというのが現実。どうすればお金を貯められるようになるのでしょうか。
很多人指出经济不景气导致低年收入额,而与此相对,职场人士的储蓄意识在不断提高。但虽说如此,现实是,为数不多的工资要用来日常花销和交际,剩下用来储蓄的钱并不多。怎样才存得下钱呢?
かつて、自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約によって完済したこともあるというマネー?カウンセラーの田口智隆さんは、お金がなかなか貯まらない人には以下のような習慣があると指摘します。
曾通过彻底的节约方式还清几乎将自己逼上破产之路的庞大欠款的资金?生活顾问田口智隆先生指出,存不下钱的人有以下习惯。
■「いつかはお金持ちになりたい」と思っている
田口さんは「いつか」という言葉を強烈に批判します。それは「いつか」が永遠には訪れないからだというのです。確かに「いつか」という言葉をつけてしまうと、どうしても先延ばしにしてしまいがちですよね。そのままズルズルといって、いつの間にかやらないまま終わっていた……なんてこともあるのではないでしょうか。
そんなときは、「いつか」は使わず明確な〆切を設けて、「○ヶ月後までに○円を貯める」「○年後までに英会話を習得して留学する」といった具合に、夢に具体性を持たせましょう。さらにその貯めたお金で何をするのかまでイメージできれば、貯金が楽しくなります。
■“以后要成为有钱人”——有这种想法
田口先生强烈批判“以后”二字,因为这个“以后”永远不会到来。确实,加上“以后”这个词常常导致拖延。拖到最后不知不觉就无果而终了……经常有这种情况不是吗?
这时,不要用“以后”,要明确设定期限。“…个月内存…钱”“…年后掌握英语口语去留学”,要像这样,把梦想具体化。并且,把所存的钱用来干嘛,如果对这点有所展望,存钱这件事会变得非常快乐。
■「2~3分の遅れは遅刻じゃない」と思っている
田口さんは「時間にルーズな人は、お金にもルーズ」だとはっきり言います。
例えば2~3分の遅れを遅刻と思わずに繰り返している人がいたとします。もちろん1回の遅刻によるタイムロスは3分程度。しかしそれを100回繰り返すと300分です。時間にして5時間。その5時間にも有効な使い道があったはずですね。
こうした考え方は貯蓄にも有効です。120円の缶コーヒーも毎日買えば1ヶ月で3600円になります。お金が貯まる人は、必要でないものには1分だってムダにしようとしないと田口さんは指摘します。
■觉得“迟到2、3分钟不算迟到”
田口先生断然指出“时间观念松懈的人在金钱方面也非常松懈”。
例如,有人不觉得2、3分钟算迟到而常常这么做。当然,迟到1次也就浪费3分钟时间。但是,这么重复100次就是300分钟,换算成小时就是5个小时。这5个小时也应该有效利用才对。
这种思考方式同样适用于储蓄。即便是只值120日元的罐装咖啡,如果每天都买1个月下来也有3600日元。田口先生指出,存钱的人1分钱都不会浪费。
■ファストフードやジャンクフードをよく食べる
田口さんはかつて、急がしく、ゆっくりと食事ができなかったため、ファストフードやジャンクフードを毎日のように食べていたそうです。しかしあるとき、気付きます。「食べ物にこだわらない人は、お金にもこだわらない」ということに。
田口さんの転機は、父親の保険代理業を継いだときでした。年収が減り、ぜいたくが出来なくなったために自炊を始めました。そうすると、ファストフードを食べていた頃よりも安く、そして健康的な食事が出来るようになったそうです。清く正しくお金を貯めるために、自らの食生活を見直すというのも重要なのです。
■经常吃快餐和垃圾食品
田口先生曾经非常忙,总是不能慢慢吃饭,每天都吃快餐和垃圾食品。但后来发觉“不讲究吃的人也不重视钱”。
田口先生的转机出现在继承父亲的保险代理业的时候。年收入减少,为了减少不必要的开支开始尝试自己做饭,这么一来发现比吃快餐省钱而且健康。为了清晰正确的存钱,改变自己的饮食习惯也非常重要。
■もらったレシートは、すぐに捨ててしまう
貯金をするために重要なことは、自分が何にお金を使っているのかを把握すること。そのためにあるのが家計簿ですが、家計簿を毎日つけるのはなかなか難しい。そんなときに田口さんがお勧めするのが、レシートをノートに貼りつけていくという方法です。レシートには日付も記載されているので改めてノートに書き込む必要もなく、ひたすら貼りつけていけばいいのです。そうすることで、自分が何にお金を使っているのか、そのだいたいが把握できます。
田口さんはレシートを、お金の流れを知る「生き証人」であると言います。もし家計簿をつけることに失敗したことがある人は是非参考にしてみてください。
■随手丢弃收到的收款条
存钱时要搞清楚自己把钱花在什么地方了,这点很重要。这时可以用家庭收支簿,但每天携带又非常困难。田口先生建议把收款条贴在笔记上。条上有日期,因此就不需要往笔记上写什么,直接贴上就行了。这么一来,自己把钱花在什么地方大体上也就能掌握了。
田口先生说收款条是记录金钱流向的“活证人”。如果有人在家庭收支簿方面失败了,请一定用来参考。
本書の中で田口さんは39の悪い習慣を挙げていきますが、そのほとんどが生活スタイルやその人の考え方そのものに依拠するものであり、自らの生活を少しでも意識して正すことで、お金を貯めることができないサイクルから脱することができます。
田口先生在书中列举了39个坏习惯,基本上都和人们的生活方式及思考方式有关,只要稍稍留心自己的生活,就能脱离存不下钱的怪圈。
望む未来がある、何か新しいことを始めたい、そんな風に思っても実現させる上で「お金」は重要です。お金がなかなか貯まらないという人は、自分の生活を少しずつ見直してみてはいかがでしょうか。