子供の夏休みの漢字ドリルを手伝おうと張り切ったものの、難しくて恥をかいた方も多いのでは。総合商社に32年勤務した経験を持つ、名古屋市立大学特任教授の守誠氏(78)が、『読めますか?小学校で習った漢字』(サンリオ刊)を出版したところじわじわと50万部を売り上げた。それほど漢字力が衰えたという人が多かったということなのか。
「英語の『a』は『ひとつ』を表わしますが、それ以上の広がりを持ちません。ところが、漢字は1文字で意味が伝わり、表現ツールとしてみても実に魅力的です。とりわけ、平易な漢字の持つ底力には感嘆するばかりです。組み合わせの妙で、大人が知らない言葉が無限に生み出されるのですから」と、漢字の奥深さを語る。
それでは問題、この漢字読めますか?
【1】雪花菜
(ヒント:豆腐をつくるとできる)
【2】公孫樹
(ヒント:種子を食べます)
【3】出会す
(ヒント:昔の彼女とばったり…)
【4】就中
(ヒント:とりわけ)
【5】水雲
(ヒント:酢のものなどにします)
正解は下に。
【解答】
【1】おから【2】いちょう【3】でくわす【4】なかんずく【5】もずく