冬瓜の語源・由来
冬瓜は、古く中国経由で渡来したもので、漢語「冬瓜」を音読みした「トウグヮ」が訛って「トウガン」となった。
ただし、初めから「トウグヮ」と呼ばれていたわけではなく江戸時代頃からの呼称で、はじめは「カモウリ」と呼び、奈良時代の書物でも「冬瓜」を「カモウリ(加茂瓜・鴨瓜)」としている。
中国でこれを「冬瓜」とした由来は、果皮にできる粉を雪に見立てたという説もあるが、冬瓜は他の瓜に比べて晩熟なので、秋に収穫して冬まで保存が効くからか、冬にわたって熟したものが良いからといった説が有力とされている。