捕らぬ狸の皮算用
捕らぬ狸の皮算用とは、まだ手に入れていないうちから、それを当てにして儲けを計算したり、計画を立てたりすること。取らぬ狸の皮算用。獲らぬ狸の皮算用。とらぬ狸の皮算用。
捕らぬ狸の皮算用の語源・由来
捕らぬ狸の皮算用の「算用」は、金銭など数や量を計算することで「勘定」の意味。
まだ狸を捕らえていないうちから、狸が手に入るものと決め付け、狸の皮がどれくらい取れ、その皮がいくらで売れるか儲けの計算をすることから、「捕らぬ狸の皮算用」と言うようになった。
略して、「皮算用」と用いられることも多い。
このことわざは、皮が取れる動物であらば何でも良いようであるが、人を化かすと言われている狸を用いることで、まだ実現していないことを当てにして計算する愚かさの強調にもなっている。