ホラ吹きの語源・由来
ホラ吹きの「ほら」は、漢字で「法螺」と書き、法螺貝に細工をした吹奏楽器のことである。
「法螺貝」は、山伏が山中での連絡や獣除けに用いたり、軍陣が進退の合図に使用されたもので、見た目以上に大きな音が出る。
そこから、予想外に大儲けをすることを「ほら」と言うようになり、さらに大袈裟なことを言うことを「法螺を吹く」と言うようになり、そのような人を「ほら吹き」と呼ぶようになった。
また、法螺貝は重要な法具として法会に用いられていた楽器で、仏の説法の盛んな様子も、法螺吹きに喩えられている。