やばいの語源・由来
やばいは、「具合の悪いさま」「不都合」を意味する形容動詞「やば」を形容詞化した語で、もとは盗人や香具師などの隠語であった。
戦前、囚人が看守を「やば」と呼んだことをやばいの語源とする説もあるが、「やば」は江戸後期には既に使われているため、形容詞化の由来としては考慮できるが、「やば」の語源としては誤りで、「彌危ない(いやあぶない)」「あやぶい」と同じ語系と考えられる。
その他、「夜這い」が転じ、「やばい」になったとする説もあるが、民間語源説である。
1980年代頃から若者言葉で「やばい」が「格好悪い」の意味として用いられるようになり、90年代から「凄い」の意味が派生し、肯定・否定問わず「やばい」が用いられるようになった。