寄席
寄席とは、落語・講談・浪曲・漫才・手品など、種々の大衆芸能を興行する娯楽場。
寄席の語源・由来
寄席は、「寄せる(よせる)」の連用形「寄せ(よせ)」に、「席」や「場」がついた「寄せ席」や「寄せ場」の下略である。
「寄せる」は人を集める意味で、「人寄席(ひとよせせき)」とも呼ばれていた。
近世初めに「辻噺(つじばなし)」や「講釈(こうしゃく)」などが、寺社の境内などで行われた。
その後、茶屋や噺家の家など屋内での興行が行われ、江戸に常設の寄席ができたのは1747年で、子供踊りや物真似などが中心であった。