ワインの語源・由来
ワインは、英語「wine」からの外来語で、「wine」はラテン語で「ぶどう酒」を意味する「vinum(ヴィヌム)」に由来する。
少しずつ表記や発音は異なるが、フランス語「vin」、ドイツ語「wein」、オランダ語「wijn」など、世界中でワインをさす言葉はラテン語の「vinum」に通じており、例外はギリシアの「ojinos」、アルメニアの「gini」くらいである。
ワインの語源となる「vinum」を更に遡ると「winom」という語に辿り着くが、「ぶどう酒」を意味するようになった由来は解っていない。
一説には、「曲げる」や「巻く」を意味する印欧祖語「wei-」が、ラテン語で「ブドウの木・蔓」を意味する「vitis」になり、「ぶどう酒(ワイン)」を意味する「vinum」になったともいわれるが定かではない。