問題一 次の文の下線をつけた言葉は、どのように読みますか。その読み方をそれぞ れの1、2、3、4から一つ選びなさい。
問1 新たな遺跡の発掘によって、古代人の生活に関する従来の認識が改められた。
(1) 遺跡 1いせき 2いそう 3けんせき 4けんそう
(2) 発掘 1はっくつ 2はっしゅつ 3ほっくつ 4ほっしゅつ
(3) 従来 1しゅうらい 2じゅうらい 3しょうらい 4じょうらい
(4) 認識 1けんしき 2じょうしき 3にんしき 4はくしき
問2 彼は組織全体をよく把握している。どんな問題が起きても、柔軟かつ迅速にことをお
さめるので、彼を崇拝している部下も多い。
(1) 把握 1はあく 2はおく 3わあく 4わおく
(2) 柔軟 1じゅうけつ 2じゅけつ 3じゅうなん 4じゅなん
(3) 迅速 1さっそく 2じんそく 3せっそく 4ぜんそく
(4) 崇拝 1すうはい 2しゅうはい 3しょうはい 4そうはい
問3 話し言葉の変遷についての資料を集めるのは容易なことではない。
(1) 変遷 1へんさい 2へんさん 3へんせい 4へんせん
(2) 容易な 1かんいな 2かんえきな 3よういな 4ようえきな
問4 その小説家は、視力の衰えに脅かされながら小説を完成した。そして、長年彼を支え
てくれた賢明な妻に心を込めてそれをささげた。
(1) 衰え 1おとろえ 2かまえ 3さしつかえ 4ふるえ
(2) 脅かされ1おどかされ 2おどろかされ 3おびかされ 4おびやかされ
(3) 支えて 1かかえて 2こらえて 3ささえて 4つかえて
(4) 賢明な 1けんめいな 2こうめいな 3せんめいな 4そうめいな
(5) 込めて 1こめて 2ためて 3ふくめて 4まとめて
問題二次の文の下線をつけた言葉は、ひらがなでどう書きますか。同じひらがなで書く言葉を、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(例)この商店街には、人がおおぜい買い物に来る。
1進展 2晴天 3原典 4焦点
例の文の下線の言葉は、ひらがなで『しょうてん』と書きます。1から4の言葉はそれぞれ、1は『しんてん』、2は『せいてん』、3は『げんてん』、4は『しょうてん』と書きます。例の文の『しょうてん(商店)』と4の『しょうてん(焦点)』はひらがなで同じ書き方ですから、正解は4です。
(1)この歌は軽快なリズムと歌いやすさで人気がある。
1経済 2掲載 3警戒 4携帯
(2)昔、ここは港町として繁栄していた。
1反映 2防衛 3撮影 4運営
(3)この機械は二人で操作しなければならない。
1相互 2政策 3捜索 4捜査
(4)レストランで勘定を払う。
1現状 2校庭 3感情 4前提
(5)清掃車が来て、通りをきれいにしている。
1症状 2制裁 3詳細 4盛装
問題三次の文の下線をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれぞれの1、2、3、4から一つ選びなさい。
問1自分の考えをかんけつにわかりやすくのべるためには、まず言いたいことをかじょうがきにするといい。
(1)かんけつ 1簡決 2簡結 3簡傑 4簡潔
(2)のべる 1述べる 2説べる 3解べる 4延べる
(3)かじょうがき 1固条書き 2固状書き 3箇条書き 4箇状書き
問2企業における外国人労働者のたいぐうについて、雑誌がとくしゅうをくんだ。
(1)たいぐう 1対偶 2対遇 3待偶 4待遇
(2)とくしゅう 1特拾 2特集 3得拾 4得集
(3)くんだ 1組んだ 2絡んだ 3識んだ 4編んだ
問3 彼は、山雪でそうなんし、きょくげんの状態を経験した。
1そうなん 1遭難 2挿難 3騒難 4創難
2きょくげん 1極言 2極現 3極限 4極厳
問4 税金をおあめるのに借金をいらいしたが、ぼうだいな額のためにことわられた。
(1)おさめる 1払める 2治める 3納める 4修める
(2)いらい 1依頼 2委頼 3為頼 4偉頼
(3)ぼうだいな 1莫大な 2漠大な 3棒大な 4膨大な
(4)ことわられた 1拒られた 2断られた 3嫌られた 4絶られた
問5 車がしょうとつしそうになり、じゅみょうがちじまる思いをした。
(1)しょうとつ 1衝窓 2衝突 3衡窓 4衡突
(2)じゅみょう 1受命 2受齢 3寿命 4寿齢
(3)ちじまる 1浅まる 2細まる 3縮まる 4薄まる
問題四 次の文の下線をつけた言葉の二重線()の部分は、どのような漢字を書きます か。同じ漢字を使うものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(例)大臣は災害の現場をしさつした。
1住民たちとの間でまさつが絶えない。
2この映画は海外でさつえいしたそうだ。
3しんさつしつに入ってください。
4いんさつ技術が進歩した。
例の文の下線の言葉は『視察』と書きます。1から4の言葉はせれぞれ、1は『摩擦』、2は『撮影』、3は『診察室』、4は『印刷』と書きます。例の文の『視察』の『察(さつ)』と、3の『診察室』の『察(さつ)』は同じ漢字ですから、正解は3です。
(1)いつも両親にかんしゃしている。
1しばらくの間は面会しゃぜつだ。
2しゃどうを歩くと、危ない。
3この小説では、主人公の性格がよくびょうしゃされている。
4ボールが飛んでくると、はんしゃてきに目を閉じる。
(2)この絵のはいけいは色が薄すぎる。
1机のはいちをかえた。
2はいごから人の声がした。
3お手紙、はいけんいたしました。
4考え方が違う人をはいじょしてはいけない。
(3)彼は資金援助をりょうしょうしてくれた。
1友達をパーテイーにしょうたいした。
2彼の話を聞いて不安がかいしょうした。
3この事件のしょうことなるものは見つからない。
4議会で過半数のしょうにんを得た。
(4)友達のちゅうこくを素直に受け入れた。
1彼は自分の仕事にちゅうじつだ。
2会議が突然 ちゅうしになった。
3ちゅうもんした料理がまだ来ない。
4ちゅうしょうてきな言い方をされても分からない。
(5)自然のおんけいを受ける。
1ラジオにざつおんが入って、聞き取りにく。
2このごおんは、決して忘れません。
問題五次の文___の部分に入れるのに最も適当なものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(1)彼は_____から、多少困難な状況にあってもやっていける。
1いやらしい 2このましい 3たくましい 4なれなれしい
(2)優勝戦は、意外に______勝負が決まった。
1あっけなく 2そっけなく 3はかなく 4ものたりなく
(3)この都市は、周辺から人が集まりすぎて_______状態だ。
1過密 2窮屈 3不潔 4不服
(4)病気が悪化し、________ものも食べられなくなった。
1まして 2せめて 3やけに 4ろくに
(5)聞き手の_____がないと、スピーチをしていて話しづらい。
1応答 2返答 3対応 4反応
(6)駅前の再開工事は、順調にいけば来年の10月に完了する_____-だ。
1見合い 2見込み 3見積もり 4見晴らし
(7)仕事はできるだけ早めに始めるように_____いる。
1いどんで 2とりくんで 3こころがけて 4はかどって
(8)田中さんは目上の人にはていねいだが、下の人にはとても____なる。
1おろかに 2おろそかに 3ぞんざいに 4つきなみに
(9)『近代』という____-を、わかりやすく正確に説明するのは難しい。
1意識 2概念 3文脈 4様相
(10)山田さんは頼りにならないと思っていたが、今度の活躍を見てその考えを____。
1おさめた 2あらためた 3うちきった 4おいだした
(11)このアンケートに協力するかしないかは自由で、_____はしないということにしたい。
1圧迫 2強制 3催促 4一致
(12)病院は日曜日と祝日は休みだが、_____の場合は疹てもらえる。
1異常 2緊急 3多忙 4不意
(13)このいすは_____はいいが、すわり心地が悪い。
1モデル 2ジャンル 3デザイン 4デッサン
(14)選挙の投票は権利でもあるが義務でもある。かんたんに____してはいけない。
1棄権 2欠席 3廃棄 4放置
(15)アルバイトの条件は、会社と_____して決めることになっている。
1会見 2交渉 3対話 4譲歩
問題六次の(1)から(10)の言葉の意味が、それぞれのはじめの文ともっとも近い意味で使われている文を、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(例)とおすその作家は、生涯独身をとおした。
1障子をとおして、やわらかい光が入ってくる。
2夫人が私たちを奥の部屋にとおしてくれた。
3がんばって書いたのに、先生は卒業論文をとおしてくれなっかた。
4わが社としては、従来の方針をとおすつもりだ。
はじめに示された文の中の『とおす』は、独身を『つづける』という意味です。1、2、3の『とおす』は、それぞれ『通過する』、『案内する』、『合格させる』という意味ですが、4の『とおす』は、従来の方針を『つづける』という意味ですから、正解は4です。
(1)あな実行に移す直前になって、計画に重大なあながみつかった。
1子供のころ、地面にあなを掘って宝物を隠すのが好きだった。
2母は家計のあなをどうやってうめるか、苦労している。
3今度の対戦相手の守りには、どこといってあながない。
4ズボンのポケットに知らない間にあながあいていた。
(2)とち旅行に行く先々で、そのとちの風俗に触れるのが楽しみだ。
1『あわてる』ということを、とちのことばでは違う言い方をする。
2とちの値段が安くなったと言うが、そうかんたんには買えない。
3祖父は先祖代々のとちをいくらか売って、父の学費を出したそうだ。
4ここのとちは、米作りには向かない。
(3)いろ仕事と家事のほかに親の看病が一月も続けば、疲労のいろは隠せない。
1こちらがしっかり守って得点を許さないので、相手チームにあせりのいろが出てきた。
2日に焼けていろが黒くなった。
3開会式では、地元の小学生が歌を歌っていろをそえた。
4にじのいろがいくつあるか、国によって数え方がちがう。
(4)しだい相手の言い方しだいで、こちらの態度も変わってくる。
1医者は、検査結果が分かりしだい連絡すると言ってくれた。
2まことにはずかしいししだいだが、電車で居眠りをして、終点まで行ってしまった。
3あした何をするかはそのときの気分しだいだ。まだ決めていない。
4晴れていた空がしだいにくもってきた。
(5)うまい楽にもうかるうまい話はないものか。
1祖父の病気見舞いにスープを作って行ったら、『うまい、うまい』と飲んでくれた。
2うまいことに、有力者がわれわれの計画に賛成して援助してくれることになった。
3林さんは本当に料理がうまい。
4この段階はうまく設計してあって、とても上り下りしやすい。
(6)くるしい両親、くるしい中からできるだけのことをしてくれた。
1会社は不況の中でくるしい経営を続けている。
2友達が悲しんでいるとき何もできないのもくるしいものだ。
3これだけの根拠でそれほど強い主張をするのは、くるしいのではないか。
4せきがくるしくて眠れなっかた。
(7)つとめる市では、『人と自然の調和した町』をテーマに、環境の整備につとめている。
1金田さんは大学を出てからしばらく会社につとめていたが、今は家で酒屋をやっている。
2国際会議で議長をつとめることになった。
3このごろは女性でもつとめたことがない人はめずらしい。
4健康のために、からだを動かすようにつとめている。
(8)きる先方は自分の言いたいことを言って、いきなり電話をきった。
1うっかりしてナイフで指をきってしまった。
2参加者の中でまず口をきったのは、いちばん年上らしい男性だった。
3この文は、ここできったほうがいいが、それとも次に続けたほうがいいか迷っている。
4中田さんは医者に言われて減量を始めた。100キロ以上あった体重が90キロをきったそうだ。
(9)よぶ結婚式はよばれないと行けないが、葬式はよばれなくても行くものだ。
1駅で電車を待っていると、大きな声で『伊藤さん、伊藤さん』と私をよぶ人がいる。
2自転車で転んで頭を打ったとき、近くにいた人が救急車をよんでくれた。
3この野菜は関東ではカボチャ、関西ではナンキンとよばれている。
4めずらしいものがあったら、人をよんでみんなでたべるといっそうおいしい。
(10)はねる不良品は検査ではねられる。
1雨が降っていたので、服に泥がはねてしまった。
2音楽学校を受験して、筆記試験はとおったが、ピアノの試験ではねられた。
3公園では、小さな子供が一日中とんだりはねたりして遊んでいる。
4横断歩道ではないところで道を渡ろうとして、車にはねられる事故が多い。