例題1 「住み慣れた家がいい」と一人暮らしを選んだ松野さんに、大阪市に住む長女、上村明美さん(62)は13年暮れ、iポットを贈った。お茶を飲んだり薬を飲んだり、高齢者の生活にポットは必需品。ということは、ポットがきちんと毎日使われていれば、ちゃんと生活していることが分かる。逆に、使われていなければ、異常事態を示すアラームとなる。ポットが送信する情報は四人兄弟全員が携帯電話などで受信して松野さんの様子を見守っている。 ポットの使用状況を見て、(1)は(2)に電話を入れる。 「子供たちが心配するので、『達者でやっている』と心の中で言いながら、毎日家待った時刻にポットを使うようにしています。通じていると思うと安心です」と松野さん。 日常生活に溶け込み暮らしを変えた携帯電話。いたるところで、いま“ケータイ革命”が進行中だ。 (「ケータイ進化論1」2004年5月28日付産経新聞朝刊による) 『注1』iポット:一人暮らしの老人宅に設置し、お年寄りがポットをいつ使ったかについての情報を、離れて暮らす家族などの携帯電話やパソコンにネット経由で送信する「みまもりほっとライン」サービスを展開している。 問い (1)(2)に入るものとして、どれが最も適当か。 1、(1)高齢者 (2)松野さん 2、(1)松野さん(2)四人兄弟 3、(1)松野さん(2)上村さん 4、(1)上村さん(2)松野さん パターン1 (1)問われていることを中心に、場面の構成に注意する (2)下の表をもとに、文章を整理する いつ どこで 誰が なぜ どうした 時 場所 登場人物 理由・目的 出来事 <解き方> 登場人物は、上村さん、松野さん、四人兄弟である。上村さんは松野さんにポットを贈った。目的は見守るため。したがって、ポットを使う人と電話を受ける人は同じ松野さんであるから2、3は×。松野さん=高齢者なのでは1は×。答えは4。 ● やってみよう-1 「俺は男だ。男そんな女々しいことができるか」とは主人の口癖。とにかく料理はまったくできないし、好き嫌いは多いし、掃除は腰痛のためできない。私が「弱い女に高いところや力のいる仕事をさせるの?」といえば。「もう男じゃなく老人と見てくれ」なんて変わり身の早さにも腹が立つ。 ある夜「私、先に寝るから、お休み」といっても返事が返ってこない。「お休みくらい言ったら?」という私に返ってきた言葉が「言わん」と一言。たった一字増やして「お休み」といってくれれば、聞く耳にも優しく響くのに。ああ、これがつい最近金婚式を済ませた夫婦だろかと情けなくなる。 友人に愚痴をこぼすと「かわいいじゃない。駄々っ子みたいで」といわれた。そうか、主人と思うから腹が立つんだと目からうろこが落ちた。 これからは大きな駄々っ子の母として強く生きていかなくては、と思う半面、もう年だからいつまで大きな子供の母が務まるだろうかと不安にもなる。どうか成長してくださいね、駄々っ子さん。 (「きのうきょう」2004年5月14日付産経新聞朝刊による) 「注1」駄々っ子:甘えて、人のいうことを聞かず、自分のわがままを通そうとする子供 問い 「不安にもなる」とあるが、何が不安なのか。 1、筆者は年をとっていくが、夫は子供のようなので面倒が見られるかどうか 2、筆者は年をとっていくが、子供はだんだん大きくなるので面倒が見られるかどうか 3、筆者もとしをとっていくし、夫も年を取って老人になるので面倒が見られるかどうか 4、筆者も年をとっていくが、友人の子供が駄々っ子のようで面倒が見られるかどうか 上一页 [1] [2] 下一页 一级阅读 |
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