政府こそが、われわれ人民が権力をもつことを許す唯一のものなのです。
このシステムは決してわれわれの期待にそむくことはなかった。ただ時には、われわれはシステムの運用に失敗しました。われわれは政府には供給できないようなものを政府に求めたのです。われわれは、本当は州や自治体や人民自身に属するはずの権力を、挙国一致政府にまかせてきた。われわれは税金やインフレがわれわれから稼ぎや貯金を盗むままにし、われわれを地球上でもっとも生産力のある国民にしてきた偉大なる産業機構がスローダウンし、失業者数が増加するのを見守ってきたのだ。
1980年までには、われわれは信条を新たにするときであることを知っていました。われわれの全ての力をふりしぼって、個人の自由が秩序ある社会と調和する最終段階を目指して。
われわれは当時も今もこういうことを信じていた。男女が自由に自分の夢を追い求めれば、発展と人類の進歩には限りがないということを。そしてわれわれがそのことを信じたのは正しかったのです。税率は低くなってきて、インフレは劇的に沈静化した。そして歴史上かつてないほど失業率は低くなっている。
われわれはこの国をふたたび活気に満ちた、頑強で、生き生きとした場所としていこう。だが、まだ登るべき山は多い。われわれは、全てのアメリカ人が自由や尊厳や機会を存分に生まれながらの権利として享受するまで休息することはない。それは、この偉大な共和国の市民としての生まれながらの権利であり、われわれはこの目標を達成しなければならない。
アメリカ人が進歩の自信や伝統をとりもどすまでには、何年もかかることだろう。そのときには、われわれは信仰、家族、仕事、隣人の価値を現代のものとして取り戻す。そのときには、われわれは経済を政府の統制下から最終的に解き放つ。そのときには、われわれが重要な兵器削減、防衛と経済の再構築、そして新しいテクノロジーを発展させるのに真摯な努力をして、トラブルにみちた世界で平和を保つ助けとなる。そのときには、アメリカ人が勇気をもって世界中の自由、自治や自由な進取の気性への努力を支持したり、歴史の潮流を全体主義の暗黒から人類の自由の温かい日ざしへと変えるのだ。
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就职演讲
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