第30回夏季五輪ロンドン大会は12日、ロンドン市内の五輪スタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたる熱戦の幕を下ろした。
史上最多となる3度目の開催となったロンドン大会には、204の国·地域の代表と、個人資格で参加した選手が26競技、302種目で熱戦を繰り広げた。参加した国·地域すべてが女子選手を派遣し、26競技すべてで女子種目が実施される画期的な大会だった。
大会中、柔道、ボクシングなどで「誤審」騒ぎが発生。バドミントン競技では、わざと負ける行為をしたとして、3か国の8選手が失格となる問題も起きたが、心配されたテロなどの影響はなく、大会は滞りなく進行した。
次回の16年はブラジルのリオデジャネイロで開催され、ラグビー(7人制)とゴルフを加えた28競技が行われる。
五輪旗がロンドン市長からリオ市長に手渡された後、リオ側がサンバなどを披露。ブラジルの英雄で「サッカーの王様」の異名を取るペレも現れ、大きな拍手を浴びた。その後、IOCのロゲ会長が大会の成功を祝福し、聖火はやがて静かに消えていった。
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