▼年替わりの首相を「まるで生徒会長」と嘆いたところ、生徒会の顧問を長く務めたという元高校教師(67)から一筆いただいた。「生徒会長は大きな改革を左右する学校運営の要、軽い存在ではない」とのご指摘である。
正感叹每年一换的首相如同“学生会主席”,一个曾长期做学生会辅导教师的退休高中老师给我们发信指正说“学生会主席是左右学校改革并使良好运营的重要职位”
▼任期末には、膨大な議事録が反省や提言を添えて引き継がれる。1年交代ゆえの全力、昨今の首相とは責任感が違うというわけだ。福島県で民生委員をするこの方は、「国難と言いつつ相手のあら探しに熱心な政治に、被災者はあきらめ顔です」と厳しい。
学生主席任期结束时,巨大的回忆记录和反省以及对下一届的建议都将继承到下一届班子去,1年交接班的任期使得学生会主席更加尽力。跟近年来的数位首相相比还真是不同。现担任福岛县民生委员的这位读者,严厉地指出:“国难当头还一个劲地互相吹毛求疵的这种所谓政治,受灾民众已经不抱任何希望了。”
▼なお8千人の行方が知れない。粉々にされた生活の再建は難渋し、原発事故にも確たる展望はない。フル回転すべき政治は迷走の末、あろうことか端境期らしい。死者に報わず、被災者を泣かせる震災3カ月の惨状だ。
到目前为止还有8千的失踪者生死未卜。支离破碎的生活要重新恢复正常还困难重重,核电站事故的善后处理也毫无明确进展。此时此刻本该全力运转的政府却彷徨不已,似乎陷入了青黄不接的尴尬时期。震灾后三个月的这些凄凉状况,真是让死者难以瞑目、让幸存者悲从中来。
▼阪神大震災の同時期に不明は2人、神戸の街はすでに復興の途にあった。被災の広さ深さが異なるとはいえ、今回はなんとも遅い。東京の不手際と不作為を思う。
阪神大地震的震后这个时期,下落不明者仅剩2人,神户街区的重建工作都已开始。就算这次地震的受灾范围和影响程度再怎么不尽相同,也拖沓得太离谱了吧,这完全是政府部门的毫无作为、严重失职。
▼長崎できょう、核廃絶の署名を国連に届ける「高校生平和大使」の結団式がある。津波に襲われた岩手県立高田高校からも2人が加わる。生徒会長の菊地将大さんは「支援への感謝を世界に伝えたい」と意気込むが、ご両親は不明のままだ。
长崎市今天举行“高中生和平大使”请愿团的成立仪式,他们将征集赞成废除核武器的签名并递交给联合国有关机构。其中有2位高中生是来自于海啸侵袭发生的岩手县县立高田高中。菊地将大是学生会长,他热切地表示将把“对赈灾救助的感谢之情传达给全世界”。然而他的父母双亲,却依然下落不明。
▼永田町が首相の辞め時でもめている間にも、できること、すべきことを黙々とこなす人々がいる。店や工場の再開、久々の出漁といった朗報も伝わる。一つ、また一つ、闇夜の灯は心に染みるけれど、夜明けを引き寄せるのは政治の責任である。
就算永田町正因为首相辞职而乱得不可开交的时候,总还是有一些人默默地做着力所能及、该做的事情。店铺重新开张营业、工场重新开工生产、渔船时隔很久之后重新开始捕鱼,也有这样令人鼓舞的好消息。一盏,又一盏,黑夜里亮起的这盏盏明灯虽然能点亮温暖人的心灵,为我们带来真正的黎明却应该是政府的职责所在。
中日对照