新聞紙上のたった2行のほめ言葉が、無名だった画家を励まして、押しも押されもせぬ存在に導いた話がある。シルクロードの絵で知られる故平山郁夫さんは20代の終わり、体調の悪化をおして「仏教伝来」を描き、日本美術院展に出品した。
有这样一件逸事,报纸上短短两行赞扬的话语,激励了一位当时默默无闻的画家,使他后来成为知名画家。这个人就是因画丝绸之路而闻名的平山郁夫。当时他不到30岁,在身体状态不佳的情况下画了《佛教的传入》,并在日本美术院展上展出了这幅画。
▼数日して、名高い美術評論家だった河北倫明の院展評が新聞に載る。記事の末尾で「おもしろい味がある」とだけほめていた。平山さんは歓喜する。何度も読み返しては、励みにして描き続けた。「ボクシングでいえばダウン寸前に救われた」と。
几天之后,报纸上刊登了著名美术评论家河北伦明对于院展的评论。在文章的末尾,他对平山的作品只说了一句“很有趣”。平山却非常高兴,反复地读这句话,以此激励自己继续创作。他形容这句话对他来说就像是拳击中在倒下的前一秒被人扶起。
▼その2行がなければ、のちの輝かしい画業はなかったかもしれない。そう思えば、ほめる言葉は大切だ。実際のところ、ほめられることで運動技能は向上するのだという。日本の科学者グループが先ごろ実験の結果を発表した。
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