日本のM工学博士がインド大使主催のパーティーの席上で、インドの大詩人で有名な哲学者でもあるY氏からロケットの構造についてかなり専門的な質問をされてびっくりした時のことをA新聞のコラムに書いておられたのを読み、私自身もM博士と同じようなことで驚いたことがあったのを思い出した。
問:筆者はなぜ「驚いた」のか。
1. M博士の体験と自分の体験がまったく同じようだったから。
2. 筆者もY氏から同じ質問を受けたことがあるから。
3. 筆者も科学者にロケットの構造について質問したことがあるから。
4. 優れた人がその専門外の分野にも深い関心を持つことを知ったから。
正解:4
身軽であることは重要なことである。……というのは、身軽な人は実際に自分の場所からおっくうがらずに動けるばかりでなく、意識の上でそうできる場合が多いと思われるからである。物事を違う視点から見られるという事は自分と他人との関係を適切に把握する上で不可欠なことなでだ。(辻邦生「霧の廃墟」)
*おっくう:めんどう
問:なぜ「身軽であることが重要なこと」なのか。
1. 身軽な人は意識せずに人の世話をすることができるから。
2. 身軽な人のほうが相手の立場でものを考えることができるから。
3. 身軽な人は行動力があり、積極的に社会活動ができるから。
4. 皆から良い人だと思われることが多いから。
正解:2
数十万の契約を取ったぐらいで、と彼の自慢話に適当にあいづちを打っていたところ、彼が突然テーブルをひっくり返しかねない勢いで立上がり、「どうせおまえは偉いよ。」と叫んだのには驚いた。
*あいづちを打つ:聞き手が話し手に調子を合わせて軽い返事をする。
問:なぜ「叫んだ」のだと思いますか。
1. 契約を取れたので感心したから。
2. 自慢話をきくのが嫌になったから。
3. 聞いてくれた相手を尊敬したから。
4. 筆者の態度に怒ったから。
正解:4
街はクリスマスセールでにきわっていた。ショーウィンドウは美しい飾られⅴ弗螗哎毳佶毪违幞恁钎)`が買い物客の心をかき立てていた。だが、その日初めて太郎と会う約束をして、花子と一緒に指定の場所へ向かっていた私は気が気でなかった。約束の時間をすでに20分も過ぎている。私は駆け出したい気持ちだった。しかし太郎を何年も前から知っている花子はいっこうに足を速めようとしない。「あなたとこうして街を歩くなんて久し振りね。」などと言いながら、花屋で鉢植えの花の値段を聞いたり、洋品店の店先で半額セールのセーターを胸に当ててみたりしている。
* ジングルベル:クリスマスの曲。 かき立てる:興奮させる。
* 気が気でない:心配でしかたがない。 いっこうに:まったく。
問:花子はなぜ「足を速めようとしなかった」のか。
1. クリスマス気分に浮かれて時間のことを忘れていたから。
2. 久し振りに私と歩くのが楽しかったから。
3. 花やセーターが安くなっているので買いたいと思ったから。
4. 太郎が遅れてくるだろうと思ったから。
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