第20課 日本語は難しい
日本の勉強は簡単ではない。中国にない発音もあるし。平仮名と片仮名を覚えるのも楽ではない。漢字の読み方も違う。
でも、習っていくうちに少しずつ慣れていく。最初は「あかさたな」の発音も難しいが、二週間ぐらい勉強すると、平仮名や片仮名の読みは問題がなくなる。一か月程度で、正しい発音で文を読むことがで。きるようになる。
けれども、勉強するにつれて、知らない単語はどんどん増える。それらを一つずつ覚えなければならない。動詞や形容詞などの変化もあるし、敬語はとても複雑だ。中国人学生の多くが「日本語は、勉強すればするほど難しくなる」という。
漢字の意味の微妙な違いにも注意しなければならない。「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」の意味になるし、日本語の「紹介」は、中国語では「介紹」と書く。
それでも、こうした困難を乗り越えて、多くの先人が日本語をマスターしてきた。魯迅や郭沫若もその中の一人だ。「もし日本人と自由に話をすることができたら、どんなに楽しいだろう」。そう考えている皆さん、努力すれば必ず上手になる。がんばってほしい。