「今のデータから言えることは、余震はだいぶ少なくなった。ひと月前に比べれば状況はだいぶ良くなったということと、だけれども完全に安全ではない」(地震調査委員会 平田直委員長 【東京大学地震研究所教授】)
政府の地震調査委員会は昨日、最近1か月間に得られた観測データをもとに、熊本地震の一連の地震活動について、「全体として減衰傾向が見られる」と新たに評価しました。先月発表された震度6弱程度の余震の恐れと比べて、規模?揺れともに一回り小さくなったとしています。
しかし、今後およそ1か月間は、熊本県の熊本地方と阿蘇地方では、震度5強程度の揺れを伴うマグニチュード5クラスの地震が発生する可能性があるとして、引き続き十分注意するよう呼びかけました。
一方、大分県中部地方では、震度5強程度の揺れを伴う地震の発生する可能性は低くなったとしています。