(i)形の作り方五段動詞 う を取って あれる をつける一段動詞 るを 取って られる をつける (可能形と同じ)
不規則動詞 する→される、来る→来られる◎こうして出来上がったものは一段動詞として各形に変化する。
(ii)構文
直接の受身 自動詞の受身
自動詞 雨に降られた。親に死なれた。
他動詞 (行為者が明示されている場合)
太郎は先生にしかられた。
(行為者が明示されていない場合)
この雑誌は毎月10日に発売される。 (持ち物)私は財布をとられた。
(部分)太郎は顔をなぐられた。
(間接対象)次郎は顔に石を投げられた。
(その他)隣におおきなビルを建てられた。
日本語の受身の特徴は表を横に見た「自動詞の受身」ではなく、表を縦に見た「間接の受身」である。
「私の財布がとられた」は間違いか、とよく学習者が質問する。
新聞、雑誌などで最も多用される受身は、直接の受身の行為者が明示されていない形である。