約200年前の江戸で、町火消(まちびけ)しと力士とが喧嘩(けんか)になり、集団で大立ち回りを演じた。この「め組の喧嘩」では、半鐘(はんしょう)が急に打ち鳴らされて、火消し仲間が集まったとも伝えられる。
大约200年前的江户,町消防员与相扑力士发生争执,最后演变成两个集体的群殴事件。传说在这场“め(me)组消防员与相扑力士的争斗”中,曾急促地敲响火警钟来召集消防员。
「仲裁に入った奉行所が解決に窮し、火の見の半鐘を流罪にしたというのは、おそらくフィクションであろう」。演劇評論家の戸板康二さんが、この喧嘩をもとにしてできた芝居「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」の解説(るざい)に書いていた。演劇評論家の戸板康二さんが、この喧嘩をもとにしてできた芝居「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」の解説に書いていた。
“参与调停的奉行所无技可施,最后将望火楼的火警钟处以流放罪了事。这恐怕是杜撰的吧”。演剧评论家户板康二在以这次争斗为素材创作的戏剧《调停大行动》的解说词中这样写道。
火事でもないのに半鐘を鳴らした人間の罪は問わず、勝手に鳴りだした半鐘が悪い、として島流しにする。裁かれても物言わぬ半鐘の姿には趣もあるが、最近、北関東の茨城県や栃木県では、何十もの半鐘が鳴ることもなく姿を消したという。換金を狙った盗みとすれば、背景には銅価格の高騰があるとの見方がある。