鍛冶屋が、イヌを飼っていました。
鍛冶屋がせっせと働いている間、イヌは眠っていました。
でも、鍛冶屋が食事を始めると、イヌは主人の側に来て座るのでした。
鍛冶屋は、イヌに骨を投げてやりながら、「しょうがない寝坊助イヌだなあ。わたしが腕を動かして鉄を叩いている時は眠っているくせに、わたしが口を動かすと、たちまち目を覚ますのだから」
他の人の働きに頼って暮らしている寝坊助のなまけ者は、このイヌと同じです。
かじや が、イヌ を かって いました。
かじや が せっせ と はたらいて いる あいだ、イヌ は ねむって いました。
でも、かじや が しょくじ を はじめる と、イヌ は しゅじん の そば に きて すわる の でした。
かじや は、イヌ に ほね を なげて やりながら、
「しょうがない ねぼすけ イヌ だなあ。わたし が うで を うごかして てつ を たたいている とき は ねむっている くせ に、 わたし が くち を うごかす と、たちまち め を さます の だから」
ほか の ひと の はたらき に たよって くらしている ねぼすけ の なまけもの は、この イヌ と おなじ です。
铁匠养了一只狗。
在铁匠拼命工作的时候,狗就在一旁睡觉。
但是铁匠一吃饭,狗就马上来到主人身边坐下。
铁匠一边把骨头扔给狗儿,“真是只懒狗,我在工作打铁的时候就在睡觉,我开口吃饭的时候又马上醒了。”
靠他人的劳动成果生活的懒人和这只狗没有什么区别。