Miles: おはよう、セイディ。そこにいたの、気付かなかったよ。
Sadie: (振り返って彼を見る)ハイ、マイルズ…ええ、ちょうど出かけるところなの。
Miles: ランニングかい?
Sadie: ええ、まあ、ほら、土曜日でしょ、だから…
Miles: そうだよね。君は、この時間頃になるといつも出かけるよね。
Sadie: …
Miles: ほら、私も医者からもっと外に出て運動するべきだって言われているんだけど、習慣付けられないんだ。どうしたら君みたいにできるのか、わからないよ。
Sadie: とても長い間続けているから、今では、なんだか体が勝手に動いてしまうの。
Miles: ふーん。まあ、とにかく大したもんだよね(少し歩み寄って、彼女の顔を見る)…ねえ、大丈夫かい?ちょっと疲れ果てているみたいだけど。昨夜、忙しかったの?
Sadie: 私…私、仕事を辞めたの…ところで、えーっと、あなたはどこへ出かけるところなの?普段、土曜日は仕事しないでしょ。
Miles: ああ、えっと、一人病気で休むって連絡があったから、代わりに出てくれって頼まれたんだ。土曜日とかに働かなくちゃいけないのは本当はイヤだけど、結構な超過勤務代が付くだろう…さてと、そろそろ行かなくちゃ。悪かったね、君の仕事のこと聞いたりして。今はちょっと休養を取りなよ、ね。
Sadie: そうするわ、マイルズ。ありがとう。
Miles: じゃあ、また。
Sadie: ええ、バイ。