家族が世話になっている人に、どうあいさつしますか?
基礎編保育所で園長:おはようございます、小野さん。
アンナ:あ、園長先生、おはようございます。
子ともがいつもお世話にたってます。**********園長:いえいえ。いい陽気になりましたねえ。
アンナ:ええ、ほんとに。
園長:サラちゃん、おはよう!
子ども:おはようございます!
園長:おー、元気、元気。
重要表現 子どもがいつもお世話になってます。**********自分の子どもの面倒をみてくれている人や子どもの指導をしてくれる人のうち、比較的関係が近い人に対して、日頃のお礼の気持ちを伝えるあいさつ表現です。「(お)世話になる」は「面倒をみてもらう」とか「助けてもらう」の意味です。「なってます」は「なっています」の口語の表現です。
ポイント——家族が世話になっている人のうち、目上の人や関係の遠い人に、もっと丁寧にあいさつする表現を覚えましょう。
応用編公園で。家族でピクニックをしている。
夫:あれ?松本さん?
同僚:ああ、小野さん!こんな所で会うなんて。
アンナ:……?
夫:あ、会社の松本さん。
アンナ:あ、小野さんがいつもお世話になっております。
いつもお話伺っております。**********同僚:いえ、こちらこそ。おそろいでいいですね。
夫:そっちも散歩?どお?弁当一緒に。
アンナ:そう、ほんとにいかがですか?おにぎりぐらいですけど。
同僚:えっ、でも……。いいんですか?
アンナ:どうぞ、どうぞ。
夫:ビールもあるしね!
重要表現 (1)小野がいつもお世話になっております。**********(2)いつもお話伺っております。
家族が世話になっている初対面の人や目上の人に対して、丁寧に日頃のお礼を伝える表現です。その人についての話をよく聞いていることにも触れて、良い人間関係を築くための表現も加えます。
(1)「小野」は自分の夫のことです。「なっております」は「なっています」の謙譲語です。
(2)「お話」は相手についての話のことを指す尊敬語です。
「伺っております」は「聞いています」の謙譲表現です。
コラム
「お弁当」
運動会や花見などのときの代表的なお弁当は、おにぎり、稲荷ずし、海苔巻です。これらは食べやすく、取り分け安いからでしょう。重箱やプラスチックースに入れて持っていきます。おかずは煮物や唐揚げ、卵焼きなどが代表的なものです。
幼稚園や保育所の子どものお弁当は、子どもが喜ぶようにかわいく作ります。赤、黄、緑などの色を入れてカラフルに、そしておかずの切り方も工夫して見た目がきれいなように作ります。たとえばウィンナーを蛸の足のように、りんごをウサギのように切ったり、ハンバーグを熊の顔の形にしたりします。子どものお弁当の本がたくさん出ていますから、本屋さんで見てみてください。