日本語初級学習者が「ひらがな」の読み書きができるようになると、かなり幅のあるレッスンができるようになります。日本人は文字を習う方法として何を如何してきたのかなと思いちょっと考えてみました。
日语初学者在能读写“平假名”后,教学范围就能有量的提升。对于日本人学习文字的方法是如何、又是怎样做的,我略做了思考。
現在、日本人の小学校入学前の子供や外国人の日本語初級学習者も「五十音図」を利用して「ひらがな」を学習しています。47文字です。作られたのは江戸時代になってからのようです。
现在日本上小学以前的孩子与外国日语初学者一样,都使用“五十音图”学习“平假名”。共47个假名,据说成型于江户时代。
私がン十年前、学齢以前には「いろは歌」に節をつけて唄いながら覚えたものです。教えてくれたのは家の近くのお寺のお坊さんと祖母でした。
日本人は多分皆、知っていることでしょう。同じ「ひらがな」を繰り返しなく使って、憶えやすいように並べたもので47文字です。平安時代の中頃以降に作られたようです。
数十年前,我在学龄前是一节一节的唱着“伊吕波歌”学会的。当时教我的是家附近的寺庙和尚和祖母。
日本人大概都知道吧,这同样是不重复“平假名”,为方便记忆而排列的47个假名。据说是平安时代中期以后制作。
い ろ は に ほ へ と ち り ぬ る を
(色は匂へど散りぬるを)
わ か よ た れ そ つ ね な ら む
(和が世誰ぞ常ならむ)
う ゐ の お く や ま け ふ こ え て
(有為の奥山今日越えて)
あ さ き ゆ め み し ゑ ひ も せ す
(浅き夢見じ酔ひもせず)
(花虽芬芳终需落 ,人生无常岂奈何。俗世凡尘今朝脱,不恋醉梦免蹉跎。)
以前、中上級の学習者に「いろは歌」を何かの時に披露したことがあります。意味は解らないけれど唄いながら字を覚えるなんて“イイジャーナーイですか”と感心仕切でした。
我以前曾对中高级的学生表演过“伊吕波歌”。尽管不知道意思,不过能唱歌就把假名记住,让人觉得“不也挺好吗”而感慨。
「いろは歌」以前、平安時代初期には「あめつちの詩」がありました。文字を書く練習に使われていたようです。
在“伊吕波歌”以前,平安时代初期有“天地诗”,用于书写练习。
あめ(天) つち(土) ほし(星) そら(空)
やま(山) かは(川) みね(峰) たに(谷)
くも(雲) きり(霧) むろ(室) こけ(苔)
ひと(人) いぬ(犬) うへ(上) すゑ(末)
ゆわ(硫黄) さる(猿) おふせよ(生ふせよ)
えのえを(榎の枝を) なれゐて(馴れ居て)
これも「いろは歌」と同じく、全ての「ひらがな」を繰り返すことなく並べたもので48文字からできています。
这也跟“伊吕波歌”相同,全部“平假名”不重复列出,由48个假名构成。