音响作用 不可小觑
八代目桂文楽の「寝床」は狂歌の引用で始まる。「まだ青い素人浄瑠璃玄人がって赤い顔して黄な声を出す」。大店の旦那が己の声のひどさも省みず、下手な義太夫を店子たちに語って聴かせようとして一騒動、という噺である。音は時に大きなストレスをまき散らす
第八代桂文乐的“寝床”(净琉璃说唱段子)始于引用的一首狂歌(诙谐短歌),“年纪轻轻一外行,愣充内行演说唱,好好一台净琉璃,红脸竟把黄声上”说的是有一家大卖场的老板不顾其自身的嗓音条件,把租其店铺的客户都召集起来听他演唱那蹩脚的义太夫(净琉璃一流派),造成一片混乱的段子。看来声音有时候也能散布极大的精神压力。
むろん癒やし系の音もある。帝京大医学部の新見正則(にいみまさのり)准教授(54)らは、音楽の面白い効果を実験で見つけた。その研究が、人々を笑わせ考えさせる業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」医学賞を獲得した
自然也有疗伤型的声音。帝京大学医学部副教授新见正则(54岁)通过实验发现了音乐具备的这一有趣功效。这项研究获得了专门颁发给那些具有引人发笑业绩者的“搞笑诺贝尔奖(Ig Nobel)”。
マウスの腹に別のマウスの心臓を移植する。自分の心臓はそのまま動いている。移植した心臓の方は拒絶反応にあって、8日後には止まる。ところが、手術後にベルディのオペラ「椿姫」を聴かせ続けると、平均26・5日も動き続けたという
在小白鼠的肚子里移植一枚其他小白鼠的心脏,自己的心脏还照常搏动。当然植入的心脏出现了排异反应,8天之后便停止了跳动。可是,如果手术后不断地给它听威尔第的歌剧“茶花女”的话,据说这颗心脏就能连续搏动25、6天。
モーツァルトを聴かせてみると、これも平均20日ほど動いていた。ただのノイズでは影響がなかったというから、名曲の力だろう。美しい調べが拒絶反応を弱めた。つまり、体内に入った異物を攻撃する免疫の作用を弱めたということらしい
试着给它听莫扎特的音乐,平均也能搏动20天左右。倘若只是噪音的话对它是不会产生影响的。因此,这恐怕就是名曲的力量所致。优美的旋律减弱了排异反应,即减弱了对植入体内的异物发起攻击的免疫作用。
同僚記者が新見さんに聞いたところ、免疫細胞はいわば侵入者に目を光らせる警官だ。音楽によって警官の数自体は増えるのに、異物をあまり敵視しなくなる。なぜそうなるのかはまだわからないという
我的同事,一位记者向新见先生咨询后得悉,所谓免疫细胞就像是一个目光警觉地注视着入侵者的警官。由于音乐的作用,虽然警官的数量本身仍在增加,可是对于异物已变得不太敌视。目前还不清楚为何会出现如此结果的原因。
「病は気から」は本当かも、と思わせる結果だ。臨床に役立つと新見さんは期待している。あれこれ想像してみる。ジャズならばどうか。義太夫でも名人のなら効くだろうか。
这样的结果或许会让我们认为所谓“病由气生”是真有道理。新见先生正期待着这一结果能在临床方面发挥作用。自然这也让我们浮想联翩,倘若采用爵士音乐又将如何?即便是义太夫若是名家演唱的话会不会也有功效呢?