雑穀となつめのおかゆ(腊八粥)
“腊八”(成道会(じょうどうえ)旧暦12月8日)は釈迦(しゃか)が悟りを開いた日とされます。寺院ではこの日に雑穀やなつめ、木の実などを煮たおかゆを仏前に供えたことから、後に民間でも同様のおかゆを食べるのが習慣となりました。これを“腊八粥”といいます。
“腊八”(成道会,农历十二月八日)是释迦摩尼悟道成佛之日。在这一天,寺院都会用粗粮和枣、以及树木的果实等一起煮成粥供奉在佛像前。后来民间也有了吃这种粥的习惯。这就是“腊八粥”的来历。
なつめは「一天吃个枣,一生不知老」(一日一つのなつめを食べれば年をとらない)といわれ、老化防止や貧血改善にも効果があるといわれます。味付けはお好み次第で甘い味、塩からい味のトッピングで召し上がってください。
枣有一个“一天吃个枣,一生不知老”的谚语。人们常说枣有防止老化、改善贫血的效果。另外还可根据自己的喜好在粥中加入咸味或者甜味的小配料(比如芝麻啦葱花啦)。
“お腹まんぞく!”雑穀となつめのおかゆ
腊八粥
■材料(2人分)
はと麦、もち粟、黒米、もち米:各5グラム
なつめ、小豆、落花生、ぎんなん:各10グラム
重曹:2つまみ
水:適量
■作り方
1) はと麦を水で一晩戻しておく(最低3時間)。重曹以外の材料を炊飯器に入れ2合の印まで水を加えたら、炊飯の要領で炊く。
2) 炊きあがったら大きめの深なべにうつしさらに加熱する。重曹、適量の水を加え好みの柔らかさになるまで煮る。
《塩からい味のトッピング》
ねぎ(みじん)、しょうが(みじん)、揚げニンニク(みじん)
腐乳、冬菜(なければザーサイ)、花椒
※“冬菜”はハクサイやカラシナの葉を漬けて乾かしたもの。
《甘い味のトッピング》 黒砂糖、練乳、ハチミツ、松の実、クルミ(みじん)、白ゴマ、黒ゴマ