他人と自分が見ている世界が同じとは限らない、ということを考えた事はありませんか。
你有没有想过自己与别人眼中所见的世界是不同的?
たとえば、ピーマンは緑色だということは共通認識だけれど、人が知覚している緑という色そのものが同じであるとは言い切れないわけです。
比如说,虽然大家都知道青椒是绿色的,但是不能说人们对于绿色的识觉也都是一样的。
私たちは脳の視覚野という部分において世界を知覚しています。視覚野の大きさは人によってそれぞれです。
我们大脑中有一个被称作视觉领域的部分,通过它我们才能够感知这个世界。然而视觉野的大小却因人而异。
ある人の視覚野はほかの人の3倍の大きさであることもあります。そして、視覚野の大きさは知覚に深く関係しています。
有些人视觉领域的大小是别人的3倍。另外,脑中视觉领域的大小与对事物的感知程度有很深的关系。
中心にある円が小さいのは、右のブロック、左のブロック、どちらでしょう。多くの人が左の円の方が右の円よりも小さいと答えると思います。しかし、2つの円の大きさは同じです。
右边的图像与左边的图像,哪一个中间的圆圈比较小?大多数人都会回答左边比右边小吧。但是这两个圆圈其实是一样大的。
さて、どちらの線の方が長いでしょうか。こちらも多くの人の答えは共通していて、線路の奥にある方の線の方が手前のものより大きく見えると思います。
哪一条横线比较长?这一题大多数人都会回答远处的线比近处的要长。
このような錯視を用いて人々の知覚にどの程度違いがあるのかを検証しました。ある人は非常によくだまされて2つの図形に凄く差があると感じるのに対して、ある人はほとんど同じ大きさだと感じるそうです。
研究人员对产生视觉错觉的人们感知程度的不同做了一些验证。研究发现,有些人完全被错觉蒙蔽,所看见的两个圆圈和两条横线的大小差别非常大。而有一些人则觉得它们差不多大。
錯視は私たちに、人間が物理的に正しいものを見ているのではなく、むしろ脳の中で処理された映像を見ているということを示してくれます。
视错觉并非使我们看到物体客观存在的正确形态,而是使我们“看到”脑中经过处理之后生成的映像。
視覚野の大きさと錯視が人に及ぼす影響の大きさには、ほぼ完璧な関連があったのです。視覚野が大きい人ほど実際のサイズを認識していました。
视觉野的大小与人们产生视错觉的程度有着非常大的关联。视觉领域越广阔的人对实际事物大小的认知就越准确。