オープン価格 open price---メーカーが希望小売価格を設定せずに、小売業者に価格設定を一任すること。これによりメーカーの価格支配力が弱まることになるが、ディスカウントストアによる価格破壊や独禁法の規制強化により、多くのメーカーがオープン価格制に踏み切っている。
卸値<おろしね>---販売価格に卸率をかけたもの。1000円の商品の卸値が300円とすると、卸率は30%ということになる。小売店がメーカーや卸から仕入れる価格。
掛取引<かけとりひき> (売掛?買掛)---商品の売買後、将来のある期日に現金で決済することを約束する信用取引のことをいう。例えば「当月末締め、翌月末払い」などは掛取引。掛で売ることを売掛、掛で買うことを買掛という。「売掛残」「買掛残」。
掛率<かけりつ>---販売価格(定価)に対する卸値(購入価格)の割合。「この商品は何掛けですか?」「3掛けです」の場合、定価の30%のこと。
指値?成行<さしね?なりゆき> limited indent?at market/market order---株式や為替を売買する際、値段を指定して注文すること、またはその値段を指値という。これに対して、値段を指定せず、売買したい数量だけを注文することを成行という。
仕切り値<しきりね> at the market price---株や為替などの売買取引を第三者に委託する場合、指値注文と成行注文があるが、この成行注文で確定した価格のことを仕切り値という。
上代?下代<じょうだい?げだい>---上代は販売価格(定価)、下代は仕入れ価格(卸値)。
単価<たんか>---商品の一個(一単位)あたりの価格。@で表す。「その商品の単価を教えてください」
定価?売価<ていか?ばいか>---販売元が前もって決めた商品の売値。「この価格は定価です」
値引き<ねびき> cut-price---商品の値段を定価より安くして販売すること。集客効果は期待できるものの、安易な値引きは上客を失いかねない。バーゲンセールは値引き販売のこと。
マージン margin---販売手数料や利ざやの事。
バックマージンというのは、メーカーや卸などが、商品を販売した後に価格を引き下げ、その差額分を代理店に返却すること。代理店から見れば、正規の手数料以外に、販売額に応じて上乗せされる手数料という意味合いが強い。
リベート rebate---流通業者(卸や小売店など)は、メーカーから商品を仕入れて販売するわけだが、リベートとは、流通業者の取引高に応じて、メーカーがその仕入れ代金の一部を差し戻すことをいう。