*~かのようだ
名詞 : × / である + かのようだ
動詞?形容詞:普通形<ナ形 ー×>
【会話】
祖父:自分の家での昔ながらの披露宴もいいもんじゃ。皆が集まると、昔に戻ったかのようじゃ。
祖母:でも裏方はもう大変。台所は盆と正月がいっしょに来たようでしたよ。
祖父:次男と末っ子にも、もう結婚相手が決まっとるかのようじゃったが、時が経つのは早いものじゃのう。
【解说】 )
「~かのようだ」は「<実際はそうではないが>まるで~ようだ」(類似)を意味します。実際はそうではないことが暗示されているため、「~ふりをする」という意味や非難?軽蔑の感情を込めるときはこの文型がぴったりです。その際は「あたかも?さも」という副詞と結びつことが多いでしょう。例えば、「さも知っているような態度」は「知っているふり」とほぼ同義です。なお、例文5のように「~ようだ」のかわりに古語「如し」(→文型083)が使われることもあります。