015 ~上は
名詞 :である + 上は
動詞・形容詞:普通形<ナ形ーな>
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♪ 会話 ♪
社長:君、今回の不祥事の責任をどうとるつもりだ。このままでは、社内のけじめがつかないぞ。
部長:ひとえに私の監督不行き届きです。かくなる上はいかような処分でも・・・。
社長:君の辞表1枚で済む問題じゃない。会社の信用がかかっているのが、まだわからないのか!
♯ 解説 ♭
「~上は」は「~だから、当然・必ず ~」と言う意味を表す原因・理由表現で、「~以上」(→文型009)、「~からには」(→文型056)と同義表現です。「~ 上は」は文語で硬い印象を与えますから、日常会話では「~以上」「~からには」の方が適切です。
§ 例文 §
1.軍人である上は、戦場での上官の命令は絶対である。
2.日本に留学した上は、一日も早く日本の生活に慣れることだね。
3.君の協力が得られない上は、この計画は諦めるしかない。
4.ここまで証拠が揃った上は、包み隠さず、素直に話した方が刑も軽くなるぞ。
5.選挙民に公約した上は、政治家たるものに二言があってはならない。
例題
1) 日本代表に(選んだ/選ばれた)(上は/上に)、皆様の御期待に添う(べく/べき)全力を尽くします。
2) たとえ不満で(ある→ )と、多数決で(決まる→ )上( )、それに従うのが民主主義だ。
(^^)前課の解答(^^)
・ 上に/ので/ばかりか
・ に/に/で(「上に」と「上で」の違いに注意)