拝啓 年末なにかとお忙しいことと存じますが、皆様にはいよいよご清栄のことと拝察いたし、なによりとお喜び申しあげます。
日頃はご無沙汰いたしておりながら、自分の用事のときだけお便りすることになり、汗顔の至りです。本日は大変申しあげにくいことでございますが、本年2月末日まで、50万円ほど拝借させていただけないかと存じ、お願い申しあげます。誠にあつかましいお願いですが、なにとぞよろしく、お取り計らいくださるよう懇願申しあげます。
と申しますのは、先般家内が胃潰瘍ということで入院いたしましたが、思いのほか、症状が悪く、個室に入ることになりました。お恥ずかしい話ですが、手持ちの金が少なく、支払いに困窮している状態でございます。来る3月に入金の予定があり、必ずご返済いたします。なにとぞよろしくご高配のほどお願い申しあげます。
ご承諾いただけましたら、早速参上いたしまして、詳細についてご相談いたしたく存じております。
まずはとりあえず、書面をもっておうかがい申しあげる次第でございます。
敬具
依頼の理由、返済可能であることを明記する。後日参上すればさらによい。 |