拝啓 貴社ますますご隆栄のこととお喜び申しあげます。平素はひとかたならぬご愛顧を賜わり、厚くお礼申しあげます。
さて、突然で失礼とは存じますが、30年来お取り引き願っておりますご厚情におすがりして、ご融資のご無理なお願いを申しあげる次第でごさいます。
実は、本年1月よりの材料費の高騰で材料入手の手当てがつかず、苦慮しております。金山銀行に対し、融資の申し込みをしておりましたが、本日まで連絡がございません。また、手持ちの資金も限界にきており、このうえは、貴社におすがりするほかなく、お願い申しあげる次第です。ご迷惑をおかけすることは、はなはだ心苦しい限りでございますが、ぜひとも 200万円をご融資願いたく、伏してお願い申しあげます。返済期日につきましては、半年後の●月○日に必ずご返済申しあげることをお約束いたします。
事情をご高察のうえ、よろしくご配慮のほどお願い申しあげます。
追って貴社のご意向のご回示をいただきましたら、ただちに参上いたし、改めてお願いかたがたごあいさつ申しあげる所存でございます。
まずは略儀ながら、書面にてお願い申しあげます。
敬具
ワラにもすがる思いで依頼している点を強調する。返済期限は必ず明示する。 |