▼今回はやはり震災を詠む歌が目立つ。〈被災地となった故郷を前にして震える母の肩を支える〉高2辻本有紀。被災地にゆかりのない人も惨状に胸を痛めた。〈顔知らぬ名前も知らぬ人達に生きててほしいと願った三月〉高2門脇優衣(ゆい)
▼在这一届里吟诵有关震灾的和歌格外的多。<满目疮痍大变样,受灾严重我故乡,此情此景心欲碎,支撑老母有儿郎>高中2年辻本有纪。即便是那些与灾区没有直接关系的人目睹此惨状也为之心痛。<不曾谋面不知名,芸芸众生系我心,只盼人人都平安,大灾三月见真情>高中2年门胁优衣。
▼そんな厳しい時代だが、若い感性はしなやかだ。〈夏空に白くたなびくバスタオル遥(はる)かに見える雲と重なる〉高3高橋昂太郎。〈飲みかけのラムネのビンを傾けるガラスのなかで揺れた夏空〉高1山内(さんない)志織
▼面对如此严峻的时代,年轻人的感性仍然是那么的细腻柔和。<盛夏天空蓝莹莹,蓝天底下晒浴巾,浴巾洁白似云朵,遥相呼应分不清>高中3年高桥昂太郎。<柠檬汽水刚开瓶,扬脖畅饮真开心,透过玻璃细观望,晃悠夏空一片情>高中1年山内志织。
▼とはいえ頬杖をつくことも。〈いつの間に大人と呼ばれる歳になりあたしはわたしに置いてかれてる〉大学2年結城舞子。さびしいときには〈「おかん、おれ」意味なく電話してしまいテレカが尽きる寮のおきまり〉高2小見山智
▼尽管如此,也有让人遐想的。<不知不觉有一天,世人眼里已成年,不再撒娇学稳重,时刻准备做贡献>大学2年结城舞子。表现寂寞的有,<‘老妈,是我’你可知,挂个电话并无事,聊到电话卡用尽,宿舍生活就如此>高中2年小见山智。
▼もちろん人を恋う歌も多い。〈会えるかな淡い期待をそっと抱きあの道今日も遠回りする〉高3十川栞(そがわ・しおり)。小学生の部に〈雨を行く新幹線の窓ガラス走れ走れ雨つぶねずみ〉5年小林真夕(まゆ)。情景が目に浮かぶ。横に走るねずみ君たちを応援したくなる。
▼当然,也有很多吟诵恋情的作品。<不知能否遇见他,怀揣期待并不大,今日绕远去那里,一路说过多少话>高中3年十川栞。还有出自小学生之手的作品,<顶风冒雨新干线,透过车窗看得见,点点雨滴横向跑,加油加油看谁先>5年级小林真夕。这情景活生生地展现在眼前,这想给这些横向滑动着的雨滴助威加油!