数字の1が二つ並んで、「いい」と語呂合わせができる11月は「いい○○の日」がいくつかある。解散後の騒がしさに忘れていたが、きのうは「いい夫婦の日」だった。だが、熟年離婚やら物騒な言葉が胸に浮かんで、首筋が寒くなる日だとこぼす同僚もいた。人はさまざまだ
数字1两个排列在一起,借用其日语的谐音“いい”有好的意思,因此11月里就有好几个“好○○ 日”。由于众院解散搞得一时闹哄哄的,都给忘了,昨天刚好是“好夫妇日”。可是,涌上心头的却尽是些诸如中年离婚等一些乱人心绪的说法,甚至有不少同事这抱怨说,这简直就是个叫人脖颈发凉不堪回首的日子。真是什么样的人都有。
本紙歌壇の投稿歌から、選外ながらユーモアたっぷりの秀作を紹介する「朝日歌壇番外地」に、以前こんな一首があった。〈相手選ぶ眼(め)の有るわれと無き妻の結果が出た五十年目の春〉久保小八。おとぼけとおのろけ。ごちそうさま、と言いたくなる
向本报歌坛投稿的和歌作品里,也有一些虽未被选上,但堪称幽默诙谐的佳作。介绍此类作品的“朝日歌坛外围地”栏目中,以前出现过一首久保小八的歌作,〈相亲恋爱有结果,娇妻无珠慧眼我,风雨同舟五十载,但盼新春乐事多〉,一对装糊涂外加秀恩爱的老人,想说的只有一句话,我吃好了!
一般論だが、夫婦の暮らしは夫の側にいささかの「負い目」があるようだ。40代以上に聞いたあるアンケートによれば、「将来配偶者を介護したい」と答えたのは女性36%に対し、男性は55%と多かった
一般而论,夫妇俩的日子里,丈夫这方面总有点“迁就着对方”。以40多岁以上者为咨询对象的问卷调查表明,回答说“将来打算照看配偶起居”的,女性占36%,而相反男性却高达55%。
数字は色々に解釈できようが、男の「罪滅ぼし」の意識もまじる気がする。そして、「有料老人ホームに入るなら同じ部屋に入りたい」は男性82%なのに、女性は66%。これは首筋がちょっと寒い
当然,数字可以有各种解释,不过总觉得男性心里掺扎着一丝“赎罪”意识。而且,“与其住进养老院,不如同居一陋室”,持有此想法的男性占82%,而女性只有66%。不免令人脖颈发凉心灰意冷。
虚実は分からないのだが、作家の花田清輝(きよてる)が一文を残している。パリの墓地に二つのお墓が並んでいて、先にできた墓にはこう書いてあるそうだ。「ジャック・ジュラン――お前を待ってるよ!」
个中虚实尚不得而知,不过却让我想起作家花田清晖的一篇遗作,说是巴黎的一处墓地并排修建有两座坟墓,先建成的墓碑上据说是这么写的,“杰克・朱兰――,我等着你呢!”
横の墓にはこう書いてある。「ジャクリーヌ・ジュラン――はい、まいりましたよ!」。ひるがえって昨今は、夫と一緒の墓をいやがる奥さんも多いそうだ。すきま風の手当ては、早め、こまめが肝要になる。
边上的另一座坟墓的墓碑上则写到,“杰克丽娜・朱兰――,来了,我来了!”。如今是彻底颠倒了过来,据说很多妻子讨厌与丈夫双穴的坟墓。若要弥补隔阂,最重要的是尽早而且坚持不懈。