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天声人语:宫廷文化 女手传播(中日对照)

作者:来源  来源:沪江   更新:2015-6-19 10:58:01  点击:  切换到繁體中文

 

ひらがなはやさしい。易しいだけでなく、優しい。どの文字もアメ細工の曲線美、連ねればひと筆書きの甘露となって流れる。平安時代の初期に生まれ、主に女性が用いたので女手とも呼ばれた。


平假名极具亲和力,它不仅书写简易,而且非常优美。无论哪一个都极具饴糖工艺的曲线美,就像是流淌着的甘露绵延不断一气呵成。它诞生于平安时代初期,因为女性为其主要使用者,故又称之为女手。


その47字を重複なしに並べた「いろは歌」は、平安から昭和の世に至るまで、手習いの友だった。〈色は匂(にほ)へど散りぬるを〉と口ずさみ、「いろはにほへとちりぬるを」とつづる。


将其47个假名无一重复地排列组合而成的“衣吕波歌”,从平安时代开始一直到昭和时代,是我们学书习字的好朋友。随着顺口而出的“色は匂へど散りぬるを(花好馨香也凋零)”,便练习了“いろはにほへとちりぬるを”这些个平假名的书写方法。


歌の一部を墨書きした平安後期の土器片が、三重県明和(めいわ)町の斎宮跡で出土した。指先ほどの字で「ぬるをわか」、裏には「つねなら」。ひらがなで書かれた歌詞では、最古の確認例という。本日より、斎宮歴史博物館で公開される。


用黑墨书写着这首和歌一部分的平安后期陶器碎片出土于三重县明和町斋宫遗址。用指尖大小的字体写着“ぬるをわか”,背面写有“つねなら”。据说,这是经确认为用假名书写歌词最古老的一例。从今天开始,斋宫历史博物馆将正式公开展出。


斎宮には、伊勢神宮に仕える皇女が代々起居した。割れて見つかった素焼きの小皿は、女官の一人が「いろは」の練習に使った一枚とみられる。紙が貴重な時代である。捨てる前の器を流用したらしい。


斋宫中居住着历代侍奉于伊势神宫的皇家公主。看来这被发现的无釉素烧小器皿碎片,是某一位女官用来练习书写“衣吕波”的其中一枚。在纸张尚且贵重的时代,挪用了丢弃之前的器皿。


500人が働く斎宮に、女官は40人ほどいたと伝わる。帝の命により、京から赴任してくる皇女様。教養を高めて、しっかり支えなきゃと、地元雇いの娘たちは「職場研修」に励んだに違いない。〈我が世誰ぞ常ならむ〉をつぶやきながら、一心に筆を運ぶ垂れ髪を思う。


在有500人工作的斋宫中相传有40人左右的女官。为了更好地服侍奉帝王之命从京城来此地赴任的皇家公主就必需提高自己的修养,于是这些受雇于当地的小姑娘们无一例外地对“职场研修”都非常努力。不难想象,当年她们嘴里吟诵着<我が世誰ぞ常ならむ(我世谁人能常久)>,一边用心运笔时低头垂发的情景。


先生は皇女その人かもしれない。覚えたての字を、女官は身内に教えもしただろう。和歌や日記の宮廷文化が、地方に広まる様が見えてくる。ざらりとした土肌に淡く残る、たおやかな筆跡。一人なぞって、浮世の憂さをしばし忘れた。ひらがなはやさしい。


她们的老师也许正是这些皇家公主们。这些女官们也会把刚刚学会的字告诉自己的闺密。和歌以及日记等宫廷文化就是这样传播到了地方。淡淡地遗留在这粗糙陶土之上的柔和的笔迹,它告诉我们其中有一个姑娘在临摹习字之时,暂且忘却了尘世的烦恼忧愁。平假名还真是具有亲和力啊!


 

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